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ユーチューブ投稿の波紋--教室で怒鳴る教師を盗撮した女子生徒が停学に

2006/11/27 19:39
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 カナダのケベック州にある中学校が、個人向け電子機器の教室への持ち込みを禁止した。生徒を怒鳴っている教師が別の生徒にビデオ撮影され、その映像がYouTubeに投稿されたためだ。

 CBCの報道によると、モンブルー中学校で起こったこの件に関わったとして、13歳の女子生徒2人が停学処分を受けているという。一方の教師は、ストレスを理由に休暇を取っている。

 1人の女子生徒が教師を意図的に挑発して自分を怒鳴りつけるように仕向け、もう1人がその様子をこっそり撮影した、とCBCは伝えている。具体的にどんな機器が撮影に利用されたかは、明らかになっていない。

 数ある投稿ビデオサイトの中で最大の規模を誇るYouTubeは、世の中の不正を暴露したいと願う人々のお気に入りの場所としても急成長している。YouTubeの支持者は、オンラインビデオは人々に説明責任を持たせるのに役立つ、と主張する。しかし、こうしたサイトが次々と誕生し、動画撮影機能を持つ携帯電話が普及するのと相まって、事態の前後関係もわからないままに誤解が生じ、人の評判を傷つける危険があるとの懸念も高まっている。

 ビデオ投稿サイトの影響の大きさを示す最近の例としては、テレビの人気番組「となりのサインフェルド」で有名なコメディアン、Michael Richards氏が2006年11月、ロサンゼルスでスタンドアップコメディの舞台に立っている時に、野次る客に向かって人種差別的な表現でののしる様子を観客の1人が録画し、YouTubeに投稿するという出来事もあった。このビデオは47万回以上も視聴された。

 この件では、Richards氏は差別的な発言をしたことを認め、公の場で謝罪した。

 やはり11月、ロサンゼルス市警は2人の警官に対する取り調べを始めたが、この捜査の開始のきっかけも投稿ビデオだった。警官たちが容疑者の顔を繰り返し殴打しているところを撮影したビデオがYouTubeで閲覧され、世間から非難の声があがったためだ。

 Richards氏のケースと違って、ロサンゼルス市警は、ビデオは状況を正しく伝えていない可能性があるとして、警官を弁護している。ビデオには、警官が暴力をふるう前に、容疑者と警官の間で何があったかは撮影されていなかった。

 カナダの中学校教師の件でも、学校区の関係者は教師を支持し、教師の職場復帰を望むと語っていると、CBCは報じた。同僚たちの話によると、この教師は30年以上のキャリアを持つベテランで、規律を守らない生徒のための特別クラスを指導していたという。

 学校区の教職員組合の広報担当者Abdu Mansouri氏は、CBCの取材に対し、「クラスとは信頼の上に成り立つ閉じられた場所であり、教師は、そうしたクラスの長であるべきだ」と語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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