利用意向では有料ダウンロードがビデオオンデマンドを上回る--シード・プランニング調査

 シード・プランニングは10月6日、IP放送やビデオオンデマンド(VOD)、有料ダウンロードを含むブロードバンド映像配信のユーザー調査を実施し、発表した。

 映像の有料ダウンロードサービスに対するユーザーの利用意向は、ブロードバンドユーザーの50.4%と高い割合を占め、このうち「ぜひ利用したい」と「いずれ利用したい」を合わせると25.4%となった。また、ダウンロードサービスに対する利用意向は、IP放送やVODサービスの利用意向を上回る結果となった。

 VODの複数テレビ(TV)での視聴意向では、VODサービスの視聴意向がある人の約6割が、2台目、3台目のTVでの視聴を潜在的に希望していることがわかった。この結果から、2〜3年後には高画質の映像が2台目、3台目のTVで問題なく視聴できる環境の提供が必要になってくるものと予想している。

 この調査は、シード・プランニングがブロードバンドサービスをはじめ映像配信、音楽配信などの市場について継続的に行っている調査。今回の調査は2006年9月2日から7日にかけ、ウェブアンケートによって実施された。調査対象は、ブロードバンドを週1回以上利用している16歳から69歳のユーザー300人およびTV向け、PC向け主要映像配信事業者、関連企業約40社。

 同社は、この調査結果は調査研究レポート「ブロードバンド映像配信ビジネスの市場動向とユーザーニーズ調査」にまとめ、発刊している。

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