D2Cら2社、携帯電話向け画像認識検索とTV番組が連動したサービスを展開

 ディーツーコミュニケーションズ(D2C)とバンダイネットワークスは8月30日、携帯電話向け画像認識検索サービス「カメラでケンサク!ERサーチ」を活用した、TV番組と連動する新サービスを共同で展開すると発表した。

 カメラでケンサク!ERサーチは、携帯端末に搭載されているカメラとiアプリを用いた検索サービスだ。米EvolutionRoboticsがロボット工学要素技術として開発した画像認識技術「ViPR」を、バンダイネットワークスが携帯電話向けに移植開発した。

 ERサーチのiアプリを起動し、身近なメディアや広告、商品などをカメラで撮影すると、撮影した画像の特徴点を抽出、サーバへ送信し、あらかじめ登録されている画像の特徴点データとマッチングして、検索結果として商品情報などのコンテンツをユーザーへ配信する。

 ユーザーは使い慣れた携帯電話のカメラを使って簡単に情報検索ができる。サービスの利用は無料(別途パケット通信料金がかかる)。

 今回の新サービスは、ユーザーがTV番組の画面を携帯電話で撮影することにより、撮影した画面と連動した番組関連情報やコンテンツ、アイテム購入のモバイルサイトへ簡単にアクセスできるというものだ。ユーザーにとっては、TV番組に密着した情報をタイムリーに得ることができ、関連サービスを簡単に利用できるメリットがある。

 一方、TV局や企業にとっては、番組や商品の宣伝ツールとして、またPRモバイルサイトへの集客手段としても利用できる。特別な画像やアドレスなどを用意したり、映像を加工する必要がなく、番組をそのまま利用できるため、簡単に導入することができるとしている。

 今回の新サービスの第1弾として、毎日放送のアニメ番組「BLOOD+」において9月2日からテストサービスを開始する。ERサーチを起動し、カメラでBLOOD+のオープニングとエンディングの画面を撮影するだけで、オープニングでは、BLOOD+の待受画像や着信メロディのダウンロードページ、毎日放送のモバイル番組サイトへ、またエンディングでは、次回の予告ページなどに簡単にアクセスできる。

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