既報の通り、eBayとの提携の下、Yahooこの契約に基づき、eBayに掲載されるすべてのグラフィック広告を独占的に提供し、一部の検索結果ページにはテキスト広告も配信する。eBayのツールバーを共通ブランド化し、Yahooの検索機能やサイトへのリンクを組み込むと両社は述べる。
一方、Yahooは顧客、オンライン販売事業者やパブリッシャーが用いる決済手段として、eBayのPayPal決済サービスを提供する。PayPalは今後、Yahooの各種サービスに組み込まれる予定だ。両社はまた、VoIPサービスの共同開発についても模索するという。このプロジェクトでは、双方のウェブサイトにclick-to-call機能を持つ広告を配信し、「Yahoo Messenger with Voice」とeBayの「Skype」の利用を促進することを検討する予定だ。
「われわれがグラフィック広告を自社ネットワーク外に提供するのは、これが初めてだ」とYahooの最高業務責任者(COO)Dan Rosensweig氏は述べる。eBayは、広告主にとって「巨大で肥沃、さらに適切な環境だ」とRosensweig氏は続けた。
契約の金銭的な条件は明らかにされていない。両社によると、今回の提携は2006年の決算には反映されないという。また2007年以降の業績への影響は、両社が当該時期の展望を示す段階で詳細に説明するという。
YahooとeBayは年内より、数カ月間の試用期間を設けながら新製品を順次公開する。そして、2007年には正式版をリリースする計画だ。
YahooとeBayは、MicrosoftやGoogleなどの影響による競争の激化を経験している。例えば2005年に投入されたGoogle Baseでは、賃貸物件情報から料理のレシピまで、あらゆる情報の発信と検索が可能になっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境