NECなど、テレビCMとネット動画広告の一元管理システムを製品化

ニューズフロント2006年04月21日 17時39分

 NECとサイバーウィングは4月21日、テレビCMとインターネットの動画広告を一元管理するシステム「TVCM・ネット映像広告統合管理システム」を製品化し、同日より販売を開始したと発表した。放送局、インターネットサービスプロバイダ(ISP)、ブロードバンド動画配信サービス事業者などの需要を見込む。

 テレビCMとネット動画広告を同期し、時間帯をあわせて放送、配信ができる。また、テレビCMの素材をそのままネット動画広告に利用できし、閲覧数やユーザーの反応などの分析も可能だ。

 時間帯のほかに、ユーザーの住む地域や属性といった条件にあわせてネット動画広告を配信できる。これに加え1人あたりに同じ広告を見せる回数を調節したり、特定の分野の動画コンテンツに特定の広告を挿入する機能なども備える。

 NECの地上デジタル放送対応の営業放送システム「S-CMWIN」と、サイバーウィングのネット動画広告配信サービス「iSAS」を組み合わせて開発した。

 価格は、顧客企業ごとに個別に構築する場合で1億円。ASPサービスも用意しており、こちらは初期費用2000万円、月額利用料300万円で提供する。NECとサイバーウィングでは関連事業を含め、今後3年間で20億円の売上げを目指す。

 なおNECは2006年度中に、自社の動画配信サービス「BIGLOBEストリーム」にこのシステムを導入する予定だ。

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