プロゲームリーグMLG、メジャー化を目指しケーブル事業者らと独占契約

文:Daniel Terdiman(CNET News.com)
翻訳校正:河部恭紀(編集部)
2006年04月18日 17時10分

 プロのビデオゲームリーグMajor League Gaming(MLG)は米国時間4月17日、プロがプレーするビデオゲームを幅広い層に楽しんでもらおうと、今シーズンの全試合を米国内のケーブルTVで放映する契約を結んだことを明らかにした。

 この独占契約により、ケーブル事業者のUSA Networkは2006年のホリデーシーズンに1時間番組を7本放映する権利を獲得した。MLGはまた、Boost Mobileとも複数年契約を結んだことも明らかにした。これにより、Boost Mobileユーザーは携帯電話で特別コンテンツを閲覧できるようになる。

 MLGはこの3年間、成熟した団体として信頼を得ようと努力をしてきた。同団体では、自分たちがプロポーカーや自動車レースなどの団体と今後競合するようになることを期待している。

 「約3年かけて、米国唯一のプロのビデオゲームリーグを立ち上げようとしてきた」とMLGの社長兼COO、Matthew Bromberg氏は言う。「プロのゲームという意味では、われわれの団体は、World Poker TourやNASCAR、あるいはアクションスポーツの動きに並ぶだろう。われわれにとって今回結んだ契約は、プロゲームがマス市場に台頭し始めたことの現われといえる」(Bromberg氏)

 Bromberg氏は、新しいプロリーグの結成によく用いられるモデルをMLGでは利用したと明かす。つまり、信頼できる管理団体を持ち、最高レベルのプレーヤーと契約し、知名度のあるスポンサーを獲得することだ。

 「これにより、MLGは成長し、組織を円滑に運営できる」とBromberg氏は言う。そして、「これらの要素がそろえば、メジャーなスポーツになれる」と続けた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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