ソニー、音楽配信コミュニティサービス「PLAYLOG」--ブログ、SNS機能も

別井貴志(編集部)2006年02月27日 23時02分

 ソニーは2月27日、エンターテインメントコミュニティーサービス「PLAYLOG」(アルファ版)を開始した。無料で利用できるが、アルファ版ではPLAYLOGメンバーから招待してもらって会員登録するか、ソニーの音楽再生、管理ソフトウェア「SonicStage」から会員登録して利用する。

 登録ユーザーは、プロフィールやブログ(200MBの容量)、音楽再生の履歴「プレイログ」を公開して、他のユーザーとコミュニケーションできる。ユーザー同士は承認すれば「ログ友」として設定される。また、共通した話題にユーザーが参加する「コミュニティ」も作成できる。

 最大の特徴は、SonicStageやiTunesを使ってPCで再生している楽曲を表示したり、再生履歴を管理、公開できることだ。また、PLAYLOGのマイページや公開ページに「Webうた」をセットすると、そのページを訪れた人に楽曲を聴かせられる。

 Webうたは有料サービスの予定だが、価格は未定だ。Webうた設定画面を開くと曲目一覧が表示されて、検索、視聴できるので、設定したい楽曲を探して購入する。Webうたに設定できる楽曲数は最大10曲までで、複数設定するとランダムに再生される。楽曲が利用できるのは購入から30日間で、それを過ぎても続けて利用したい場合は再び購入しなければならない。

 PLAYLOGには、音ログが開発・公開している「音ログウェブAPI」が採用されている。このAPIは、SonicStageやiTunesなどの音楽プレイヤーでの楽曲の再生履歴をインターネットサイトに投稿し、日記のように記録するためのオープンな仕様だ。

 音ログでは、このAPIに対応し、アップルのiTunesと連携できるPC向けアプリケーション「プレイログアップローダー foriTunes」を開発している。PLAYLOGでiTunesの再生履歴などを公開するには、このアプリケーションを無償ダウンロードして利用する。

 音ログは、PC向け音楽プレイヤー利用者に向けた音楽コミュニティーサービスを2004年3月から提供しており、2006年2月現在では1万9000ユーザーアカウントがある。登録ユーザは、自分が音楽プレーヤーで聴いた音楽の履歴を日記形式の音ログとしてインターネット上のサーバに保存し、サイトの訪問者に公開することができる。3月中には大幅なリニューアルを予定している。

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