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FAQ:Usenetユーザー、MPAAの著作権侵害訴訟に巻き込まれる?

2006/02/27 11:57
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 新たに起こされた一連の訴訟において、ハリウッドの映画スタジオが、Usenetニュースグループへのアクセスを提供している企業を初めて提訴している。

 このUsenetは、ウェブが爆発的に普及する以前の遺物と言ってもよい存在で、注目を浴びることはほとんどない。Usenetの主なコンテンツはいまだに文章による意見交換(と大量のスパム)で、技術に詳しいユーザー同士がWindowsやドライバ問題などについて話し合ったり、動物好きな人々が猫の話題で盛り上がったりする場となっている。

 しかしここ数年、ニュースグループで映画/音楽/ソフトウェアの複製をダウンロードできるようにする技術が、いくつか登場するようになった。下記に、Usenetの現状と、全米映画協会(MPAA)の動向を概括する。

--ニュースグループとは何か。

 Usenetとも呼ばれるニュースグループは、オンライン上での会話を保存しておく形態の中で最も古いものの1つである。デューク大学の大学院生がこれを始めた1980年以降、Usenetは次第に進化し、数千もの個別のニュースグループを持つに至った。個々のグループは、犬やSF小説の著者、政治、ポルノといった独自のテーマを持っている。

 Usenetの読者は、電子メールに似たメッセージを任意のグループに投稿する。同グループのあらゆるコンテンツは、サーバを経由してインターネット全域に中継され、読者は「Forte's Agent」などのニュースグループリーダーやウェブブラウザおよび電子メールプログラム上でこれを読むことができる。ニュースグループのフィードは見られなくなりつつあるが、それでも大半のインターネットサービスプロバイダによって購読されている。Googleは、1981年1月以降のUsenetトラフィックの多くを、「groups.google.com」に保存している。

 歴史に関するその他のメモ:ウェブが爆発的に普及するまで、ニュースグループでは「FAQ(Frequently Asked Questions)フォーマットが広範な人気を博していた(FAQがここから生まれたわけではない)。

--Usenetは海賊版とどのように関係しているのか。

 Usenetグループを用いて、画像や映像、あるいはソフトウェアアプリケーションまるまる1本を送信するという行為は、早くから見受けられていた。こうした場合、大きなファイルは小さく分割され、それぞれ別々に送信される。大容量ファイルは、分割された各部分をすべて受信していれば、ほとんどのニュースグループソフトウェアでこれを復元することができる。

--こうした行為は、ファイル共有と同じものなのか。

 ある意味では同じと言える。ニュースグループに著作権物をアップロードするのは違法であり、レコード業界は(PtoPネットワークが登場するはるか)以前から、個人の投稿者を取り締まりの対象としている。

 PtoPネットワークと異なるのは、アップロードされたファイルが分割され、個人のコンピュータユーザーのハードディスクではなく、世界中のUsenetサーバに保管されている点だ。

--「BitTorrent」や「eDonkey」より手間がかかるのではないか。

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