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建国の父も称賛?--グーグルの書籍デジタル化プロジェクトに援軍

2006/02/07 18:33
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 ミシガン大学の学長Mary Sue Colemanが、出版社の全国集会で基調講演を行い、「Google Print Library Project」について、少なくとも米国の建国の父の1人からは称賛されるだろうと述べた。

 Colemanは、ワシントンDCで開催中の米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)の専門/学術出版部門の年次カンファレンスで次のように述べた。「Thomas Jeffersonは、きっとGoogle Book Searchを気に入っただろう。彼は、何に関しても、考えられる全てのアイデアを検討することが正しいと信じていた。そして、それを実現するために、大学の知恵と力の拡散を主張した」

 Colemanによると、アメリカ合衆国第3代大統領のJeffersonは、1812年の米英戦争で英国軍に破壊された米国議会図書館を復元し、自身が所有していた図書館を議会に格安で売却したという。

 「わが国は、保存や計画がなされていないがために、遺産や文化を構成する膨大な量の物品を失おうとしている。保存作業へのリソースの割り込みという点では、図書館が最も遅れている。保存の取り組みは最重要課題だ」(Coleman)

 Google Book Library Projectは、図書館の蔵書をスキャンし、デジタル化し、オンライン上で検索可能にするというもの。現在、ミシガン大学、オックスフォード大学、ハーバード大学、スタンフォード大学、ニューヨーク公共図書館の5つの学術機関が同プロジェクトに協力している。

 「このプロジェクトは、知識の促進や共有を進めるもので公益性が高い。われわれは大学として、このプロジェクトを実施する以外他に方法はない」とColemanは語る。

 しかし一方では、同プロジェクトに批判的な意見もある。これまでに同プロジェクトをめぐり複数の訴訟が提起されており、国民的な議論に発展している。同プロジェクトに批判的な人々は、著作権で保護された書籍のデジタル化は、著作権者の権利を侵害する行為だと主張する。これに対しGoogleは、実際に表示されるのはそれらの書籍から抜粋された一部分に過ぎないと反論している。

 YahooとInternet Archiveも「Open Content Alliance」と呼ばれる競合プロジェクトを開始した。こちらは、著作権が消滅した書籍のみをスキャンしデジタル化する。その後、Microsoftもこのプロジェクトに加わった。また、Amazon.comとRandom Houseもそれぞれ独自の計画を発表した。

 Colemanによると、同氏が4年前、Googleの共同創設者でミシガン大学の卒業生でもあるLarry Pageと討論を行ったことがきっかけで、ミシガン大学の同プロジェクトへの参加が決まったという。Pageはその討論の中で、ミシガン大学の図書館をデジタル化したいと語ったという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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