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サイボウズ、RSSリーダーを核とした次世代サービス「Feedpath」
サイボウズは1月30日、RSSなどのフィードリーダーを核とした新サービス「Feedpath(フィードパス)」を開始した。代表取締役社長の青野慶久氏は「当社初の無料ネットサービスだ」としている。
Feedpathは、ブラウザーで閲覧、管理するタイプのフィードリーダーで、ソフトウェアをマシンにインストールする必要がない。ニックネームと氏名、メールアドレス、パスワードを入力して会員登録すれば、誰でも無料で使える。
対応しているフィードはRSSが0.9x、1.0、2.0、Atomが0.3、1.0となっている。フィードのリストは、OPML形式によって出力したり、登録したりできるので、他のサービスなどから乗り替えられる。登録したフィードの更新頻度は現在20分ごとになっているが、ユーザーの利用動向を見ながら変えていく方針だ。手動で更新することも可能。
また、登録するフィードにはそれぞれソーシャルタギングやフォークソノミー(Folksonomy)と呼ばれるタグ(キーワード)を付けて分類や整理ができる。基本的に登録したフィードやタグは、Feedpathの全ユーザーが共有する。そのため、同じフィードを何人が登録しているか表示されるほか、タグごとにフィードの一覧を見ることも可能だ。さらに、気に入ったフィード記事は、チェックマークを付けることで「アーカイブ」として保存しておける。
フィードを更新した結果は、標準では新着で未読のフィード順に表示される。表示は、サイト別、人気別、日付順にも切り替えられる。また、検索機能は、フィード検索、タグ検索、全文検索が可能だが、プロトタイプでテスト運用の位置づけとなっている。
青野氏は「ライブドア事件をきっかけにネット事業が虚業か実業か騒がれているが、サイボウズのビジョンは情報の共有によって世界を豊かにすることで、これがうちの実業だ」とした。そのうえで、Feedpathについては「これまでイントラネット向けにグループウェアを作ってきた実績を活かし、広くネットにある情報をより実用的なかたちで共有するソフトをサービスとして提供する」と語った。
しかし、「ビジネスモデルはまだ深く考えていない」として、サイボウズとしては当面Feedpathの赤字を覚悟しているという。「広告収入を得るにしても、コンテンツを配信して収入を得るにしても、まずはユーザーを集めることが先決だ」として、3年間で100万人以上のユーザーを獲得する目標のみを掲げる。「ある程度のユーザー数を獲得できれば、ビジネスモデルも構築しやすい」というわけだ。
また、ユーザーの集中を乱すようなバナー広告や余計なアイコンなどを排除したシンプルなデザインを採用したが、RSS広告社が展開するフィードを利用したコンテンツマッチ広告は掲載されている。
さらに、青野氏はユーザーを獲得するために、他社との差別化にも触れている。「ヤフーやグーグル、gooなどは、フィードリーダーを既存サイトのおまけとして扱っているが、我々はこれを核として広げていく」と説明した。
こうした一方で、ネットサービス部のジェネラルマネージャーである小川浩氏は、「ネットスケープが最初に作ったフィードは進化し、フィード2.0時代に移りつつある」と表現した。フィード1.0時代は、ウェブサイトの更新通知(メタデータ)のみで、データの流通量は少なかった。それが、フィード1.5では、メタデータとコンテンツ(タイトルと2〜3行の概要)やポッドキャスティング(音声データの位置情報)、広告など、リッチなデータが配信されるようになって、データ量が急増した。こうした中で、「現在は1.2ぐらいで、今年中に完全に1.5となり、2.0へ向かう」と、フィード2.0は「XMLで書かれたネットにある多様で膨大な情報の連携が進む時代だ」と位置づけている。
小川氏は、こうしたフィード2.0時代を踏まえ「多様で大量なフォードを扱えるようにしたのがFeedpathだ」と説明した。そして、「単純にデータ(情報)を読むという行動はその量からしても無理になる。新しい情報をいかに整理、管理して受信するか、またどのように自ら情報を発信するか、さらにタグなどを使ってどのように情報を共有するかがこれからの鍵になる」と語った。
そこで、今後はFeedpathからブログへ記事を投稿できる機能や、Feedpathによりフィードを生成して配信する機能などを付けていく。また、Feedpathを使ってイントラネットとの情報共有ができるようにもしていく。また、GMOアドネットワークスが1月26日に開始したフィード配信サービス「FeedBurner Japan」と提携し、マーケティングや共同プロモーションも展開していく。

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