Pinstormは、検索キーワードを選ぶとき、限られた語彙しか使わない人が多いという考えを上手く利用しようとしている。広告主の多くは50から500種という数少ない検索キーワードを買おうと殺到するため、必然的に入札価格が高騰する。
例えばホテル部門では、クリック当たり45ドルで売られる検索キーワードをMurthyは見つけている。
価格の低い検索マーケティング用語が長年捜し求められてきたと、検索業界について研究するアナリスト会社RustyBrickのBarry Schwartzは言う。
「代替の(人気の低い)検索キーワードが有効なのは、それがより具体的だからだ。しかし、そういった具体的な言葉が検索エンジンに打ち込まれる確率はずっと低い」とSchwartzは電子メールによるインタビューで語った。
しかし、Pinstormは異なる方法で代替検索キーワードを見つけ、入札時の広告主の行動を研究しているとMurthyは言う。Pinstormは既に、700万件の「安い」検索キーワードを確保している。クライアントのために広告を出す際には、1万から100万件のキーワードを対象に広告を出す可能性もある。
広告主の行動は地域により、また検索エンジンにより変わる。韓国では、Yahoo広告のほうがGoogleよりも高い。中国では一般的に、地元の検索エンジンのほうが高い。
「Googleでは高値で取引される検索キーワードが、Overtureでは実質的無料というケースもある」とMurthyは言う。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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