検索結果を自動分類する検索サービス「Clusty.jp」日本語版が開始

岩本有平(編集部)2005年12月02日 17時36分

 米Vivisimoは、クラスタリングサーチエンジン「Clusty.jp」の日本サービスを11月30日に開始した。米国で提供されている「Clusty.com」でも以前から日本語で検索できたが、メニューを日本語化したほか、日本に合わせたサービスにしている。

 クラスタリングエンジンとは、複数の検索エンジンを一括して検索(メタサーチ)し、クラスターというカテゴリに自動分類、整理する検索エンジンのことだ。Vivisimoは、独自のクラスタリングエンジン「エンタープライズサーチプラットフォーム『Velocity』」を使って、Clustyのメタサーチサービスを提供している。

 Clusty.comではウェブやニュース、画像、ブログなどの検索が可能だが、Clusty.jpではまずウェブとニュース検索のみを提供する。一括して検索して表示するのは、NIKKEI.NETやYOMIURI ONLINE、Asahi.com、ウィキペディア、MSNサーチなどだ。右側に通常の検索結果、左側にカテゴリが表示される。カテゴリをクリックすると、そのカテゴリに分類された検索結果だけを表示するため、検索の効率化ができる。

 Vivisimoは、このタイミングでの日本参入について「日本でまだ同様のサービスが見られない」と語り「まずは、まだ日本であまり知られていないクラスタリングサーチの認知度を高めることが目標」としている。

 VivisimoはClustyでVelocityをアピールし、企業への検索技術の導入と販売パートナーの募集を進める。なお、米国ではAOLやCisco、P&GやVERITAS SoftwareなどがVelocityを導入している。広告ビジネスについては「米国でも展開しており、日本でも導入の可能性はあるが、あくまで販売がメイン」とした。

Clusty.jpの検索結果画面。右側には通常の検索結果が並び、左側に検索結果のカテゴリが表示される

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