TBSとツタヤがタッグ--番組のDVD強化後、ネット配信はイバラの道

藤本京子(編集部)2005年07月20日 14時44分

 東京放送(TBS)と、ビデオレンタルおよび販売店「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は7月20日、映像(DVD)ソフト事業の強化と、モバイルやインターネットを利用したコンテンツ事業の拡大を目的とした企画会社を共同で設立すると発表した。

新会社代表に就任予定の児玉氏(中央)と、TBSテレビ専務取締役の城所氏(左)、CCC代表取締役社長の増田氏(右)

 8月上旬に設立を予定する新会社の名称はTCエンタテインメントで、代表にはTBSテレビ常務取締役事業本部長の児玉守弘氏が就任する予定。資本金は1億円で、出資比率はTBSが51%、CCCが49%となる。新会社は、TBSとCCCの経営資源を持ち寄ることにより、映像ソフトの利用機会が飛躍的に拡がる環境に対応し、放送やパッケージ、モバイル、ネットの連動を通じてエンタテインメントソフトの提供を目指す。

 今秋の事業化を目標に以下の3点を主軸に検討していく。

  1. 映像(DVD)ソフト事業
    TBSグループに集まる企画やコンテンツと、CCCグループが持つマーケティング情報の連携による、パッケージソフト(レンタル、セル)の企画や製作、発売、販売、TBSが発売するパッケージコンテンツの流通
  2. 共同販促・マーケティング事業
    放送(地上、BS、CS)、店舗(TSUTAYA)、ネット(ツタヤオンライン)を活用した共同販促、マーケティング手法の企画開発や運営
  3. モバイル&ネット・コンテンツ事業
    TBSグループの番組や企画、コンテンツと、ツタヤオンラインなどCCCグループが持つプロモーション力の連動による、モバイルサイトやウェブサイトの企画開発や運営

8月上旬に設立する予定の新会社「TCエンタテインメント」とTBS、CCCの関係を示した概念図

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