また最近では、Firefoxの開発で主導的な役割を果たしたMozillaの元エンジニアを同社は数名雇用している。
Schmidtは、Googleにブラウザビジネス参入の意志があることを完全には否定していない。だが同氏は、Firefoxの開発者を採用した理由は簡単だと述べる。同氏によると、これはGoogle製品が、あらゆるウェブブラウザと連携することを確認するためだったと言う。
「Firefoxは、『Internet Explorer』の代替としてマーケットシェアを伸ばしてきた。ここまで成長を遂げたのは、Firefoxが、ユーザーインターフェースおよびセキュリティに配慮してきたからだろう。Googleはこうした現状も考慮して、1つのブラウザに依存しないという戦略をとっている」(Schmidt)
Schmidtはまた、GoogleはMozillaの元エンジニアを雇用したことで、コンピューティングの世界に新風を吹き込んだオープンソースプログラミングへの関与を深められると述べた。
「業界は硬直化し、動きが取れなくなっていた。だが、そこにオープンソースを目指す潮流が現れ、非常に優秀な人材が流れ込んできた。オープンソースは新しい人材を市場にもたらし、誰も考えつかなかった画期的なソリューションを生み出している。Googleでも、Linuxの一種を使用している」(Schmidt)
Googleでは、資金の70%が、同社のビジネスの中核である広告表示および検索関連分野に投資され、20%がこれよりはやや2次的なビジネスに、残り10%が比較的斬新で新規なアイデアを具現化するために投入されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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