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地元テレビ局を出し抜く豪のPtoPユーザー--海外の人気番組を先行入手

2005/04/05 21:24
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 最新の報告によると、オーストラリアではPtoPアプリケーションのBitTorrentの人気が高まっているが、地元テレビ局が他の国で放送中の人気テレビ番組の放映を遅らせる戦略を取ったことが、その要因の1つになっているという。

 この報告書は、オーストラリアのレコード業界団体Australian Recording Industry Association(ARIA)の元顧問弁護士Alex Malik。Malikが発表したもので、同氏はオーストラリアのテレビ局が海外の人気番組の放送を遅らせたことによって、同国内での番組に対する需要が高まったと考えている。「(番組に対する需要が高まった)結果、我慢しきれずBitTorrentを使って好みの番組のダウンロードを始める視聴者が急増した」(同氏)

 Malikによると、人気テレビ番組についての議論が展開されているオンラインフォーラムでは、発言の3件に1件がウェブ上でテレビ番組を違法に入手できる場所やその方法に関するものだという。また同氏は、BitTorrentを使ってテレビ番組を違法にダウンロードしている人々の人数を特定するのは難しいが、「非常に多くの」人々が実際にこうした行為を行なっていると指摘した。

 Malikの調査によると、オーストラリアでは海外の人気テレビ番組が初放映されるまで平均して8カ月間待たなくてはならないという。また同氏によると、同国では夏季の視聴率が低く、その間に人気番組を放送すると視聴率が稼げず無駄になってしまうため、地元テレビ局は人気番組の放映時期を遅らせているという。

 「視聴者が米国で放映されたテレビ番組をネットにアップロードできるのは、まさにこうした遅延のおかげといえる。それにより、米国以外の国の視聴者や番組を見逃した米国民も番組を見ることができる」(Malik)

 Malikはさらに、「オーストラリアのBitTorrent利用者の正確な人数は不明だが、事例証拠やオンラインフォーラムの報告から察するに、オーストラリア人は大量のテレビ番組をダウンロードしている」と付け加えた。

 ウェブ監視会社Envisionalは以前、違法にコピーされたテレビ番組をインターネット上でダウンロードしている人の割合を各国別に調査した結果を発表した。それによると、オーストラリアは15.6%で、18.5%の英国に次いで世界第二位であり、米国の7.3%を大きく上回ったという。

 Malikはこの報告書の中で、オンラインにおける違法コピーの蔓延を引き起こしている要因として、ブロードバンドの普及、ハイテク技術の進歩、米国のテレビ番組の人気の高さを挙げており、さらに、違法コピー流通のおよそ7割がBitTorrentを通じて行なわれていると指摘している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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