カカクコム、「価格.com ID」導入でユーザー囲い込み

藤本京子(CNET Japan編集部)2005年03月22日 17時51分

 価格比較サイトの「価格.com」を運営するカカクコムは3月22日、ユーザー登録することで個人に最適化されたサービスを提供する「価格.com ID」を同日より導入すると発表した。

 価格.com IDは、メールアドレスやパスワード、性別、郵便番号、生年月日といった個人情報を登録して無料で発行される、専用のユーザーIDだ。価格.com IDを持ったユーザーは、個別の「マイページ」が利用でき、同サイトの情報収集機能が一元管理できるようになる。一元管理できる機能の中には、製品の最安価格が変動した際にメールで通知する「最安お知らせメール」や、特定製品の口コミ情報が掲示板に投稿された際にメールで通知する「くちコミお知らせメール」などがある。

 22日以降、新規に「お知らせメール」の受け取りを申し込む場合は、価格.com IDの登録が必要となる。これまで「お知らせメール」を受け取るよう設定していたユーザーは、IDを登録しなくてもそのままメールを受け取ることができるが、設定を変更する場合にはIDの登録が必要だ。また、設定を変更しない場合でも、1年後にも引き続きメールを受け取りたい場合にはID登録が必要だという。同社では、「すべてのお知らせメールをマイページ上で管理できるので、利便性が高まる」としている。

 また同社では、製品の感想やレビューなどを書き込むことでユーザー同士が情報交換できる「くちコミ掲示板」を提供しているが、今後掲示板に書き込む際には価格.com IDが必要となる。ID登録することで個人の意識が高まり、無責任な書き込みが減ることを同社では期待している。なお、掲示板を閲覧するだけであればID登録の必要はない。

 カカクコムでは、今後も価格.com IDを利用し、マイページ機能の強化や、各ユーザーに最適化されたサービスを提供するとしている。

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