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米映画協会、新型P2Pネットワークのコアユーザーを提訴

2004/12/15 19:25
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 米国映画協会(MPAA)は米国時間14日、オンライン上で映画を交換する手段として広く利用されているBitTorrentとeDonkeyの2つのファイル交換ネットワークを標的とした新たな法的活動を開始した。

 MPAAはかつて行っていたオンライン上の著作権侵害防止の取り組みをさらに拡大し、米国や欧州の司法当局と連携し、各種ネットワークの運営上重要な役割を果たしている個人の特定/逮捕に努めている。

 フランス政府の広報担当によると、欧州ではすでに複数の刑事訴訟が提起されており、あるケースでは、ネットに接続されたサーバ7台が押収されたが、その運営者は未だ逮捕されておらず、フランス警察が行方を追っている。

 「(BitTorrentやeDonkeyは)他人の創作品を食い物にする寄生虫だ」と語るのは、MPAAの世界的著作権侵害防止活動担当ディレクターJohn Malcolmだ。同氏はさらに、「(彼らは)映画を盗もうとする者と、映画のコピーを所有し、それを他人に提供したいと考えている者とを結びつける役割も果たしている」と付け加えた。

 BitTorrentとeDonkeyはそれぞれ、ここ2年間に急成長を遂げ、将来、映画業界にとって、レコード会社にとっての当初のNapsterのような存在となる恐れがある。どちらのネットワークも大容量ファイルが高速でダウンロードできるよう設計されており、ノーカット版映画、コンピュータゲーム、各種ソフトを配布する手段として広く利用されてきた。

 現在のところ好調なDVDの売上が、ビデオ著作権侵害によって激減する前に、なんとかそれを食い止めようと躍起になっているハリウッドの映画製作会社にとって、BitTorrentは最近特に大きな悩みの種となっている。BitTorrentに罰が科されるようMPAAがアクションを起こしたことにより、PtoP技術を使った映画の違法配布を支援する者のリスクは大幅に高まった。映画製作会社は、このことが以前の活動よりも効果的な抑止力となることを期待している。

 ネット監視会社のBayTSPによると、eDonkeyは最近、ユーザー数でKazaaを抜き、世界で最も人気のあるファイル交換ネットワークとなったという。また他の監視会社によると、BitTorrentは長年、ユーザー間でやりとりされるデータ量でトップの座を維持しているという。

訴訟のターゲットは誰か

 しかし、最近の警察によるPtoP捜査で標的となっているのは誰かを正確に知るには、各ネットワークの仕組みについて多少の知識が要求される。

 初期のNapsterでは、同社が運営していた中央のサーバに、ネットワーク上で入手可能な全てのコンテンツとその所在を表示した巨大なインデックスが保存されており、そのサーバが、ダウンロードしようとする者と特定のコンテンツの所有者とのパイプ役となっていた。この集中管理されたインデックスの存在を理由に、複数の判事が、ネットワーク上で行なわれた著作権侵害についてNapsterは法的責任を負うと述べ、その判断に基づきレコード業界は同社を提訴し、勝訴判決を勝ち取った。

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