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クリック詐欺に荒らされるグーグル--法廷闘争へ

2004/11/24 12:40
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 Googleがあるウェブサイト運営会社を提訴した。同社の申し立てによると、この会社はシステムを使ってテキスト広告をクリックさせ、Googleの広告ネットワークに不正行為を働いたという。

 米国時間15日にカリフォルニア州サンタクララ郡高等裁判所で起こされたこの訴えは、クリック詐欺を巡る初めての民事訴訟の1つとなる。訴状には、Auctions Expert International(本社:テキサス州)が自社サイトにGoogleのテキスト広告の掲載を申し込み、同社のクリック課金システムから利益を得るため不正に広告をクリックした、とある。

 「広告がクリックされると広告主がGoogleに対価を支払うようになっていることから、我が社では、クリックが広告の表示されるサイトに関心を持つユーザーの正当な操作の結果であるよう確実を期すべく努力している」(Googleの訴状)

 この訴状には、「被告が人為的操作や不正操作によって広告のクリックを発生させ、(Googleのサービスを)悪用したことは紛れもない事実である。これによって生じたクリックは、広告主にとって無意味である一方、被告には膨大かつ不当な収益をもたらした」とある。

 被害額は明らかにされていないが、Googleはこの裁判で、賠償金と罰金の支払いを求めている。

 広告やウェブサイトへのトラフィックを増大させて利益を得るクリック詐欺は、インターネット広告と同じくらい古くからある。そして、GoogleやOverture Servicesなどがクリック課金広告サービスを数十億ドル規模のビジネスに育てるにつれて、この詐欺の数も急増した。スポンサー付きのテキストリンクを1回クリックすると広告主から料金が支払われ、その収益は広告を掲載したサイト運営パートナーと分割される。

 不正行為には自動化されたものと、人間の手によるものの2通りがある。最も一般的な手法が「ボット」と呼ばれるオンラインロボットの利用だ。ボットは、ウェブサイト上に表示されたり、検索クエリに一覧される広告主のリンクをクリックするようプログラムされている。ほかにも、中国やインドなどの国で低賃金で従業員を雇い、テキストリンクなどの広告をクリックさせる方法が増えている。そしてもう1つ、企業の社員がライバル企業の広告をクリックしてマーケティング予算を消耗させ、検索結果をゆがめるという不正行為もある。

 Googleの訴状によると、Auctions Expertは不正クリックを発生させて広告主から料金を徴収することだけを目的に、自社サイトを立ち上げてAdsenseプログラムに申し込んだという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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