楽天、ソーシャルネットワーキングサービス事業の新会社を共同設立

　楽天（三木谷浩史会長兼社長）は、ソーシャルネットワーキングサービス事業の運営を目的として、新会社「グリー株式会社（仮称）」を12月7日（予定）付で共同設立すると発表した。

　新会社は、ソーシャルネットワーキングサービス「GREE」事業の運営を行う会社で、代表取締役社長には田中良和氏が就任する。所在地は東京都港区を予定している。

　「GREE」は、既存会員である友人からの紹介なしには参加できないインターネット・コミュニケーションサービス（ソーシャルネットワーキングサービス）。自分専用の掲示板に自己紹介、近況、趣味、友人一覧、ブログ（日記）や商品レビュー（感想）を書き込める機能を通じて、コミュニケーションの輪が拡がること、安心感のある人脈の拡がりが楽しめることから、04年2月のサイト開設以来、急速に利用者数が拡大し、11月1日現在で約11万人の登録者を獲得している。

　いままでは、α版として田中良和氏による個人運営のもとで成長してきたが、今後の同サービスの成長戦略を推し進めるため、株式会社化に至った。

　楽天グループとしても、これまで拡充を進めてきたインターネットを利用したサービスとの親和性が期待できることから、同社株式の一部取得を決定した。

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「GREE」