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米大統領候補の両陣営にシリコンバレーからの政治献金が続々

2004/07/23 16:19
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 Walter HewlettとCarly Fiorinaは意見が合わないことで有名だが、2004年大統領選も例外では無さそうだ。

 Hewlett-Packard(HP)の最高経営責任者(CEO)FiorinaがGeorge W. Bush陣営に2000ドルの政治献金をした一方で、同社創業者Bill Hewlettの息子Hewlettは同じ金額をJohn Kerry陣営に献金した。2000ドルという金額は個人が特定の候補者に献金できる最高額だが、HewlettがHPのCompaq Computer買収を阻止するために何百万ドルもの資金を投じたことを考えれば、取るに足らない金額だ。Hewlettはこの戦いに決着をつける投票で、2000年大統領選と同じくらいの僅差で敗れた。

 連邦選挙管理委員会(FEC)の2003年および2004年の初めの5カ月分の記録によると、 Michael DellからJohn Doerrに至るまで、IT業界の多くの著名人が政治献金を行っており、その献金先は両陣営に分散している。来週にはボストンで民主党全国大会が、数週間後には共和党全国大会が開催され、選挙戦が最高潮に達するものと考えられる。

 IT業界は米国経済を支える重要な部門であるため、大統領候補らのシリコンバレーに対する関心は高い。Kerry候補は6月にサンノゼで遊説した際、研究およびブロードバンドに資金投資すること、それに新興企業やそのほかの小規模ビジネスに対し減税措置とることを約束した。Bushはアメリカ人が高速インターネット回線に接続できるようにするための規制緩和を主張している。

 ハイテク業界幹部は大統領候補者に資金投資することだけに興味があるわけではない。今年5月、さまざまな業界幹部がBushへの支持を表明する取り組みを始めた。

 そうは言っても、金銭は政治的均衡を左右する重要な要素だ。例えばDellは、共和党全国大会に25000ドル、George W. Bushに2000ドルの献金をした。Cisco SystemsのCEO、John ChambersもBushに2000ドル献金し、最近になってBushのための資金調達イベントを開催した。MicrosoftのCEO、Steve Ballmerや会長のBill GatesもBushに献金、Time WarnerのRichard Parsons、eBayのMeg Whitman、YahooのJerry Yangも同じだ。

 共和党側でも、Gatewayの創業者Ted Waittが2000ドルをJoe Liebermanに、1913ドルをJohn Kerryに献金した。伝説のシリコンバレーのベンチャーキャピタリストDoerrは25000ドルを民主党全国大会に、2000ドルをLiebermanに献金し、SymantecのCEO、John ThompsonはLiebermanとKerryにそれぞれ2000ドル献金した。

 IntelのCEO、Craig Barrettは、両党の候補者を支援した数少ないIT企業幹部の1人で、BushとLiebermanそれぞれに2000ドルずつ寄付している。Barrettの妻Barbaraは熱心な共和党員で、アリゾナ州知事に立候補したことがあるほか、Bush政権下で空軍長官への起用が検討されたこともある人物だ。YahooのCEO、Terry Semelは、5万ドル(2003年と2004年にそれぞれ25000ドルずつ)を共和党全国大会に、2000ドルをBushに献金する一方で、11月にはDemocratic Congressional Campaign Committee(民主党議会キャンペーン委員会)に5000ドルを寄付している。Semelは、2000年の大統領選ではAl GoreとBill Bradleyに献金していた。

 もちろん、個人献金はIT業界の幹部が政治への関心を示す1つの方法に過ぎない。政治資金調達イベントを主催すれば、個人が候補者に献金できる上限額の2000ドルや、党の全国大会に対して1年間で献金できる上限額である25000ドルをはるかに超える資金を集めることができる。CiscoやIntel、HP、Microsoft、Yahooなど、多くのIT企業は既に自社の政治活動委員会を設立している。

 選挙資金提供者のリストには正真正銘のIT業界有力者が名を連ねているが、リストに名前の載っていないIT界の大物も何人かいる。Microsoftの幹部はリストにしっかり載っているが、OracleのCEOであるLarry Ellisonや、PeopleSoftのCEOであるCraig Conwayからの献金はリストに載っていない。Sun MicrosystemsのCEO、Scott McNealyは、過去の選挙戦での献金者リストには名前が記載されているが、今回の選挙戦候補者に献金した記録はない。ただし、McNealyは今年も昨年もSunの政治活動委員会に5000ドルを寄付している。AppleのCEO、Steve Jobsはリストに載っていなかったが、その妻Laurene Powell JobsはDick GephardtとHoward Deanにそれぞれ2000ドルずつ寄付していた。

 シリコンバレーの幹部たちはまだ、法廷弁護士や組合活動家の団体ほど財布の紐を緩めることに積極的ではないが、北カリフォルニアは各候補が資金集めのために必ず訪れる遊説先となった。この春サンフランシスコで開催されたった1回のイベントで、当時大統領候補指名を争う民主党員の1人に過ぎなかったJohn Kerryは90万ドルの資金を集め、BushはCiscoのCEO、Chambersの故郷であるカリフォルニア州ロスアルトスヒルズで開かれた資金調達イベントで400万ドルを集めている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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