日立ソフトウェアエンジニアリングは、ビットワレットの携帯電話メールによる決済サービスMobile Edy(仮称)を、日立ソフトが運営する通信販売サイト@Buy24の決済手段として導入した。同社が2月4日に明らかにしたもの。同社は、NTTドコモが運営する「iモードFeliCaプレビューサービス」にMobile Edyのテスト加盟店として参加しており、「モバイル環境での電子商取引に電子マネーのEdyを活用した日本初の試み」(同社)とする。
Edyは、ソニーが開発した非接触型ICカード技術FeliCaをベースとする電子マネー。一方NTTドコモのiモードFeliCaプレビューサービスは、FeliCa機能搭載のiモード携帯電話機を利用した、モバイルサービスの実験を行う取り組みである。
これまで携帯電話機で@Buy24にアクセスして商品を購入するユーザーは、購入決定後に銀行振込かコンビニ決済のどちらかを選ぶ必要があった。今後は日立ソフトのMobile Edy導入により、NTTドコモが発売する予定のFeliCa搭載iモード対応携帯電話機を使い、Edyで決済することが可能になる。
日立ソフトはこの決済システムをAssam Commerce Components for M-Edy(仮称)として製品化し、Edy採用企業向けに販売することを計画している。同システムは、J2EEベースの電子商取引サイトへのMobile Edy導入を支援する製品。価格は150万円。2004年4月に出荷する予定。
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