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2003年のRFID市場規模は前年比70%増の269億円に

2003/09/10 17:59
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 9月10日、東京ビッグサイトにおいて第5回自動認識総合展が開幕した。昨年より11社多い157社2団体が出展し、バーコードやRFID、バイオメトリクスなどに関する各社の取り組みが紹介されている。

 基調講演には日本自動認識システム協会専務局長代理の倉島克己氏が登場し、自動認識システムの市場動向について紹介した。講演会場には立ち見も出る盛況ぶりで、注目度の高さが窺えた。

 倉島氏は「ここで紹介する統計は主に会員企業の出荷数値をまとめたもので、工業出荷統計とは異なる」と前置きした上で、自動認識装置の国内市場規模に関する同協会の調査結果を紹介した。

 倉島氏によると、2002年の自動認識装置の出荷合計額は1740億円となり、前年比1.2%増にとどまったという。しかし、2次元バーコードやRFID、バイオメトリクスなどの新しい技術が登場し、ビジネスとして成り立つ見通しがついたこと、さらに自動認識システムをトレーサビリティやセキュリティ分野に導入する動きが進んでいることから、2003年の全体出荷金額は前年比10%増の1927億円になると予測する。

日本自動認識システム協会専務局長代理の倉島克己氏

 自動認識装置の国内市場規模をみると、バーコードリーダーやプリンタ、周辺用品などバーコード関連製品が全体の90%弱を占めるという。現在注目されているRFIDは全体の約9%、バイオメトリクスは0.4%に過ぎないとのことだ。

 RFIDの2002年の出荷金額は、前年比15%増の156億円であったという。RFIDは利用する周波数によっていくつかの種類に分けられる。それぞれの方式別の出荷金額を見ると、最も多く利用されているのが135KHz帯を利用する長波・中波方式で、2002年の出荷金額は102億円となっている。13.56MHz帯を利用する短波方式の市場規模は46億円、2.45GHz帯を利用するマイクロ波方式は8億円となっている。また、2002年のRFIDタグの出荷枚数を見ると、長波・中波方式が383万枚、短波方式は467万枚、マイクロ波方式が44万枚となっており、合計は前年比127%増の約900万枚であったという。

 2003年は大型案件が期待できることなどから、RFIDの出荷金額は前年比70%増の269億円になると予測する。特にアパレルや、物流や食品分野のほか、図書館などでの導入が期待されるとした。

 一方、バーコードリーダーの2002年の出荷金額は前年比6%増の415億円となり、出荷台数は同0.2%増の106万台となっている。倉島氏によるとQRコードなどの2次元コード関連製品が急成長しており、出荷金額で前年比65%増となっているという。さらに2003年は「2次元コードリーダーが前年の倍くらい売れる」(倉島氏)と予測した上で、2004年4月から消費税の表示が内税方式になることが追い風となって、バーコードリーダー全体の出荷台数は前年比9%増の116万台、出荷金額では10%増の460億円になるとした。

第5回自動認識総合展
日本自動認識システム協会

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