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Flashに注力するマクロメディア、製品戦略を発表

2003/06/22 13:32
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 「Flashテクノロジーをベースに新たなビジネスチャンスが生まれる」---マクロメディアは20日、進化を続けるFlashに焦点をあてたカンファレンス、Macromedia Flash Conferenceを開催した。これはFlashをテーマにした世界初のカンファレンスで、基調講演には米国MacromediaよりCEOのRob Burgess氏が来日、クリエイターや開発者、コンテンツプロバイダなど多くの聴衆を前にスピーチを行った。

 Burgess氏は、おもにアニメーション用に使われていたFlashが、ローカルで動くというレスポンスのよさや帯域幅のコスト削減にも結びつくということで注目され、オンラインカタログやインターネットショッピングなどさまざまな分野で利用されるようになってきたことを指摘する。自動車会社のサイトで簡単に好みの車の色やオプションを選んで見積もりを出すシステムや、デジタルカメラの販売サイトで価格や解像度などスペックによって自分の欲しいものを絞り込んでいくシステムなど、Flashでの軽くて使いやすいインターフェースのデモを行いつつ、「Flashのエコシステムが変化してきた」とBurgess氏は語る。

 オンライン広告においてもFlashは実力を発揮しているとBurgess氏。オンライン広告の数自体に大きな変化がない中、Flashを利用した広告は膨大な伸び率を示しており、Flash広告のクリック率が高いことも指摘した。「表現が豊かでインタラクティブ性の高い広告が実現できる」とBurgess氏は述べ、物語風に仕上がったIBMの広告などを紹介した。

MacromediaのCEO、Rob Burgess氏
Burgess氏は今回の講演で、Flash関係の新製品を紹介した。米国で今年発表されたばかりのBreezeやMacromedia Centralがそれだ。Breezeはウェブ用のプレゼンテーションツールでMicrosoftのPowerPointをサポート、音声つきでのプレゼンテーションも可能となるもの。Macromedia Centralは、オフライン環境でFlashを動作させるデベロッパ向けの開発ツール。両製品とも日本では未発表だが、Centralは秋以降、Breezeも将来的に日本市場への投入を予定しているとのことだ。

 またBurgess氏は、米国にて1年以内に発表される予定のRoyaleも一部紹介した。これはサーバサイドの開発ツールで、プログラマをターゲットとしている。「これまでFlashはデザイナーが使用することが多かったが、プログラマがサイトの構築を行うことも多くなってきた。そのためにRoyaleを用意した」(Burgess氏)

 世界中のPCの98%にインストールされているFlashは、PC上のデジタルコンテンツにおいてデファクト・スタンダードとなりつつある。そんな中、Burgess氏は「ここ数年PC以外にもFlashが搭載されるよう、努力を続けてきた」という。その結果がマイクロソフトのPocket PCやNTTドコモのiモードへのFlash搭載だ。同カンファレンスの基調講演にはNTTドコモの夏野氏も招かれ、同社の505i製品にFlash機能が搭載されたことは「搭載カメラのメガピクセル化など、他のどの新機能よりも重要な要素だ」と語った。

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