独ソフトウェア大手のSAPと米オークションサイトのeBayが提携し、SAPの顧客が、自社の中古製品をeBayで販売できるようにする。オークションサイトでの在庫処分は、景気が下り坂にあるなかで、企業の間でますます人気が高まっている戦術である。
米国時間16日に、フロリダ州オーランドーで開かれたSAPのインターナショナル・カスタマー・カンファレンスの席上で発表された今回の提携では、SAPの顧客企業が現在利用しているSAPのソフトウェアシステムを使って、eBayで遊休資産を販売することができるようになる。SAPの話では、同社の技術をeBayのインフラに統合するため、商品販売に必要な追加投資はほとんどかからないという。
これまでにも、多くの有名小売チェーンやメーカーが、eBayとパートナーシップを結び、再生品の販売を行おうとしてきており、そのなかにはHewlett-Packard(HP)、Eastman Kodak、IBM、Sears、Samsoniteなども名前を連ねている。
両社の提携の範囲内には、eBayのアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)や、SAP R/3およびmySAP CRMソフトウェアからのデータも含まれる。また、SAPの統合技術であるNetWeaverが、eBayのインフラの橋渡しに使われる。
SAPのオークションマネジメントシステムは、 eBayへの出品スケジュールの策定、製品データの集計、出品品目リストの生成・管理を、自動的に行う。
両社は、このサービスを2004年第1四半期にまず北米市場で開始し、その後欧州市場でも展開していくと語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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