米学術研究会議(NRC)は25日に発表した177ページに及ぶ報告書の中で、パスワードやIDカードなどの認証技術や、網膜、指紋といった身体的特性で個人認証を行うバイオメトリクスの使用についての明確なガイドラインを示した。認証技術やバイオメトリクスの使用には個人情報の開示を伴うため、常にプライバシーが犯される危険がある。報告書では、プライバシーこそ民主主義を機能させる上で必須条件であるとしてその重要性を説くが、そのための法制化の要求や新技術の提案などは行っていない。しかしテロへの不安が再び高まりつつある中、現在継続中の運転免許証の標準化や国民IDカードを巡る議論にも影響を与えそうだ。
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