MPEG-4の著作権管理仕様、Q2末をめどに完成

 ストリーミングメディア技術の標準化団体ISMA(Internet Streaming Media Alliance)は今週、動画データ圧縮技術MPEG-4のセキュリティと著作権管理に関する標準仕様の完成に向けて、今後のスケジュールを明らかにした。

 ISMAはMPEG-4の技術向上と標準化を推進する目的で、米Apple Computer、米Cisco Systems、米Sun Microsystemsなどが結成。MPEG-4は、動画やオーディオの膨大なデータを圧縮する技術で、デジタル・マルチメディア・プラットフォームを介した配信での利用を想定する。Moving Picture Experts Groupが定めた規格には、MPEG-4のほか、デジタルテレビ向けのMPEG-2、デジタル音楽向けのMP3などがある。

 ISMAはまず、MPEG-4対応ファイルの暗号化と認証に関する技術仕様を、2003年4月に開催されるNational Broadcasters Associationの定例会議で公開する。2003年第2四半期末までには、標準仕様を完成する予定である。次に、製品メーカーがISMAの認定マークを取得するためのプログラムを開始する。認定マークは、製品が同標準仕様に準拠していることを証明するものだ。

 またISMAは、デジタル著作権管理に関する仕様を監督する諮問委員会を結成した。メンバーは明らかにしていないが、「ハリウッドの全ての大手映画制作会社と、米映画業界団体Motion Picture Association of America(MPAA)とは、すでに標準仕様について話し合っている」(ISMA会長のTom Jacobs)という。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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