インテル、世界最小のPC用マザーボードをIDFで披露

文:Brooke Crothers(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年04月03日 11時25分

 Intelは上海で開催されているIntel Developers Forum(IDF)において、同社が世界最小だと目するPC用マザーボードを披露した。PCの主要回路を構成することになるこのマザーボードは、2009から2010年の間に登場する「Moorestown」という同社の次世代モバイルインターネットデバイス(MID)プラットフォームに採用される予定だ。

画像の説明
IntelのMoorestownに採用される予定のマザーボードのレイアウト

 Intelのウルトラモビリティグループのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるAnand Chandrasekher氏は現地時間4月2日、IDFの基調講演で「われわれのエンジニアたちはMoorestownに懸命に取り組んできている」と述べるとともに、「プラットフォーム設計チームは、素晴らしいインターネットエクスペリエンスをモバイル機器にもたらすことができるよう、完璧なPC用マザーボードに現実的に搭載可能な最小の形状を決定するファクタを探し出そうと懸命に努力してきている」と述べた。

 Chandrasekher氏は「私が今手にしているものは、世界最小のPC用マザーボードとなるはずだ」と述べた。Moorestownのマザーボードは、プロセッサと(グラフィック用も含む)チップセット、メモリに加え、3GやWi-Fi、Bluetooth、GPSをシリコン上に搭載したものだ。同氏は「これが新しいマシンの心臓部だ」と述べた。

 MoorestownはCPUやグラフィック、メモリコントローラ(そして上記に挙げたその他のチップ)を単一のダイ上で組み合わせたものであり、IntelにおけるSOC(System-on-a-Chip)のショーケースとなるものだ。MoorestownはIntelが「MID電話」と呼ぶ携帯電話市場に進出するための大きな足がかりとなるだろう。またMoorestownによって、Intelの次期ソリッドステートドライブ(SSD)の主要な市場が創出されることにもなるだろう。

画像の説明
IntelのMoorestownプラットフォーム

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]