世界最大の半導体企業となるIntelは、最新マイクロプロセッサの新たなブランド名を「Atom」に定めたことを明らかにした。
Intel Atomプロセッサは、デジタルデバイスの頭脳として機能する新低消費電力プロセッサの名称となり、「Mobile Internet Device」(MID)と呼ばれるハンドヘルドコンピュータや、超低価格小型ノートPC、さらにはデスクトップPCへの採用が予定される。
Intelは、ポケットに収まるサイズのインターネット接続型デバイスとして、約250ドルの「ネットブック」と呼ばれる低価格PC市場の発展をにらんでいる。
Intel Atomプロセッサは、小型デバイス向けの新たなマイクロアーキテクチャ設計に基づき、低消費電力でもあると、Intelは述べている。Atomチップは、25平方ミリメートル未満のサイズになり、各シリコン片に4700万個のトランジスタが搭載されるダイサイズのチップ11個が、1セント硬貨と同じ面積に収まりきる。
以前は「Silverthorne」や「Diamondville」の開発コード名で呼ばれていた新チップには、Intelの45nmプロセスのチップ製造技術が採用され、2008年半ばに出荷予定である。
市場調査会社のInsight 64のアナリストであるNathan Brookwood氏は「DiamondvilleとSilverthorneはともに、少ないロット数でも高収益を見込めるチップの販売を目指すIntelの戦略の代表的な存在となる。1995年にPentium Proが発表されて以来、初の新たなIntelのプロセッサ設計である」と述べた。
Atomは、Intelが製造販売を手がける、他の「Core」「Core 2」「Celeron」「Xeon」などのIntelブランドに加わることになる。
さらにIntelは、特にMIDを対象にした「Intel Centrino Atom」プロセッサ技術ブランドも発表した。これは、以前は「Menlow」という開発コード名で知られていた。
Centrino Atomは、Intel Atomプロセッサ、グラフィックス統合型の低電力チップ、無線通信機能などを含み、さらなる薄型軽量設計を実現している。
Intelのセールス&マーケティング部門の責任者であるSean Maloney氏は、Atomに関して、「小さいながらもリッチなインターネットエクスペリエンスを、新たなデバイスで実現する、チップ設計面での非常に大きな転換点を迎えた。われわれはAtomが、業界全体に新たな変革をもたらすと確信している」と語った。
Intelはまた、Atomが家電機器やガジェットなどの新たな販売につながり、Atomの低電力型アーキテクチャを利用するすべてのセグメントにおいて成長が促進されることを狙っていると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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