マイクロソフト、「vLite」を使用した「Vista」の軽量化を推奨せず

文:Ina Fried(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル、編集部
2008年01月31日 14時34分

 「Vista」の動作の遅さに不満を感じている一部のユーザーは、不要と思われるVistaの一部のコンポーネントを削除する「vLite」というユーティリティに頼るようになっている。

 不満を感じているVistaのユーザーは、vLiteを使用することによって「XP」に戻ったり「Mac」に乗り換えたりする以外の選択肢を手にすることになるが、Microsoftは米国時間1月30日、Vistaの構成にこのような変更を加えることは推奨しないと述べた。

 「MicrosoftはシステムにWindows Vistaをインストールする前に、Vistaのアプリケーションを削除するいかなるツールを使用することも推奨しない。こうしたツールを使用すると、将来、Windowsのアップデートやサービスパックのダウンロードに影響を与え、システムが不安定になる可能性がある」とMicrosoftはCNET News.comに対して電子メールで述べている。

 MicrosoftはXPへのダウングレードやMacへの乗り換えについては言及しなかったが、Microsoftはどちらもユーザーに実行して欲しくないと本気で考えていると筆者は推測している。

 Microsoftは、「Windows 7」開発の一環としてスリム化したWindowsカーネルを作成するプロジェクトを進めている。Microsoftは、MinWinに関する取り組みについて、同社エンジニアが2007年に大学講義で述べた以上の詳細を明らかにすることを拒否している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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