最終更新時刻:2009年7月11日(土) 10時00分

自動監視・認識 防犯カメラに道 産総研がソフト開発 映像から異常行動を即時検出

FujiSankei Business i.

2007/10/17 09:00  

 産業技術総合研究所(産総研)は16日、市販のノートパソコンレベルの処理能力でも、カメラ映像から異常行動を即時に検出できるソフトウエアを開発したと発表した。防犯意識の高まりに伴い、ビルなどへの監視カメラの設置数が増えているものの、即時検出には人がモニターを確認するしか方法がなかった。今回のソフト開発により、自動監視・認識機能を持つ防犯カメラの普及が期待される。

 産総研では、2005年に静止画像を認識する高次局所自己相関特徴抽出法(HLAC)を用いた適応学習型認識方式を、動画に対応させた立体HLAC(CHLAC)を開発した。同様の機能を持った他の方式に比べ、高い認識性能を備えていたが、今回はさらに約10倍速い認識速度を実現し、即時検出を可能にした。

 新ソフトを搭載したシステムによる実験では、ロッカーを通常に開閉するシーンを学習させることで、ロッカーのこじ開けなど通常から外れる動作を的確に検出。また、日照の変化や風による木の揺れなどの外乱を含む屋外の画像でも、通常の歩行者と塀を乗り越える侵入者を区別できたという。

 このシステムは18、19の両日、福井県産業会館(福井市)で開催される「北陸技術交流テクノフェア」や、11月28日から30日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる「産学官技術交流フェア」で展示する。

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