FujiSankei Business i.
2007/10/01 10:21
日立製作所は、データーセンターの消費電力を5年間で50%削減するプロジェクト「クールセンター50」を立ち上げる。ネットワーク社会の進展によって、サーバーなどの設置台数が増え、これらの機器のエネルギー消費量の増大が懸念されている。このためデーターセンターの大幅な省エネ化に取り組み、地球温暖化の原因である二酸化炭素(CO2)の排出削減にも寄与する考えだ。
データーセンターは、サーバーやデーターを保存するストレージ機器などに加え、それらを冷却する空調機器、電源装置、照明なども備えられることから多くの電力を消費する。データセンター全体の消費電力を削減するためには、個別の機器の消費電力を削減するだけでなく、機器の電力消費や発熱に合わせた適切な電力供給、空調制御も必要になる。
このため、これまでに蓄積してきたデーターセンターの消費電力削減技術を核に、空調装置や電源装置などグループがもつ多様な技術を結集し、データセンターの消費電力を最大50%削減する技術の開発に挑む。
具体的には、IT(情報技術)機器や空調機器など装置自体の省電力化に加え、IT機器の負荷に適応した空調制御など、消費電力を最適化する技術開発を推進する。
すでに同社では、グループのデーターセンターにこれらの技術の適用を始めており、その効果の実証を進める。併せて消費電力の50%削減を実現するための新データセンターも建設する予定だ。
5カ年計画で進める同プロジェクトを取りまとめる専任組織として、10月1日付で「省エネセンタ推進部」も設置する。
日立グループはこれまでにも全社を挙げて環境問題に取り組み、2006年度には環境経営を実現するための中期計画「環境ビジョン2015」を策定している。
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