文:Tom Krazit(CNET News.com)
翻訳校正:編集部
2007/09/19 10:10
2つめはグラフィックスである。この分野においてはAMDが、2006年にATI Technologiesを買収することにより「Fusion」の計画を進めていることが、Intelを駆り立てている。Intelは世界中でどの企業よりも多くのグラフィックス技術を出荷しているが、それは、デスクトップやノートPC内に集積された低コストのグラフィックスチップセットを多数出荷しているためにすぎず、グラフィックス技術が特に優れているからではない。しかし同社はこの分野において性能を高めたいと考えており、エンジニアを雇用したり、Havokなどの企業を買収したりすることにより、グラフィックス技術における同社のハードウェアおよびソフトウェアの専門知識を高めようとしている。
また長期的にはIntelは、同社の最も高度な製造プロセスを利用することにより、グラフィックス技術の開発を促進し、グラフィックス市場を攻めることを予定である。これまでIntelのグラフィックス製品は、最先端のプロセッサにはそぐわない古い製造技術で製造されてきたが、それは今後変わっていく。
Otellini氏によると、Intelは、2009年には45nmグラフィックス技術を搭載したプロセッサを出荷し、2010にはその時期に製造予定の32nm製造技術向けにCPUとグラフィックス技術の両方が設計されているチップをリリースする予定であるという。ハイエンド市場、そしておそらくは現時点ではNvidiaやATIが占める別のグラフィックス市場向けには、Intelは、多くの構成可能なコアと共有キャッシュメモリを搭載した「Larrabee」と呼ばれるプロセッサを製造予定である。Otellini氏は、Intelは2008年にLarrabeeをデモする予定であると述べたが、リリース計画については明らかにしなかった。
3つめの要素はモバイル性である。Intelは、最も普及する携帯機器の設計の一部に携わりたいと考えている。携帯電話に対するこの野望を実現するため、同社は、ハンドヘルドノートPCともいえるMIDによって、スマートフォン業界における直接的な競争に参入する計画だが、現時点ではMIDへの関心があまり得られていないのが現実である。
Intelは2008年、Silverthorneをリリースし、その後、MIDなど低消費電力機器向けの「Moorestown」という「x86」プロセッサをリリースする予定である。現時点では人々がMIDを望むという根拠は全くないが、Otellini氏は、Intelが同社チップの消費電力を低減させ続ければ、MID向けの設計やソフトウェアもますます改善されるだろうと考えている。
MIDは、音声とデータ用にセルラーネットワークを使用するスマートフォンと競争するために、何らかの方法でインターネットに接続する必要がある。Intelは、そのネットワークがWiMAXになると考えている。同社は、米国におけるWiMAX普及でSprintとClearwireと協力している。また、日本においては、KDDIとの共同事業に出資を予定している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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