最終更新時刻:2008年10月10日(金) 23時50分

マイクロソフト、SQL Server 2000 Reporting Services発表へ--BI製品を強化

Martin LaMonica(CNET News.com)

2004/01/27 19:27  

 Microsoftが、SQL Serverデータベース向けのレポート作成アプリケーションを公開し、同社のビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェアのポートフォリオを強化する。

 Microsoftは27日(米国時間)、待望の新製品SQL Server 2000 Reporting Servicesを発表し、BIをさらに利用しやすいものにするという同社のビジョンについて説明を行うと見られている。レポート作成アプリケーションは、BI製品のサブセットで、1日の売上記録など過去の情報を要約したレポートの作成や、レポート配信の予定作りを行う。

 今回の新製品の発表で、MicrosoftはActuate、Business Objects、Cognosなど、多くの既存企業がひしめくレポート作成分野に参入する。Microsoft以外の企業のレポート作成ソフトも、MicrosoftのSQL Serverデータベースと密接に連携する必要があるが、Reporting Servicesはこうした企業--とりわけ同社の(SQL Serverを利用する)既存顧客でもある企業にとって脅威となる可能性がある。

 レポート作成ソフトのメーカーは、通常ソフトの使用料を請求するが、MicrosoftはSQL Server 2000のライセンスを保有する顧客企業に対して、Reporting Servicesを同ソフトのアドオンとして無償で提供する。

 化粧品メーカーのMary Kayはこのライセンス契約を見て、すぐさまMicrosoftのReporting Servicesの導入を決断した。Mary Kayの情報サービス/サプライチェーンシステム技術担当ディレクターDoug Vossによると、同社はCrystal Decisions(現在はBusiness Objectsが所有)とのライセンス契約を拡大するか、あるいは独自のレポート作成アプリケーションを開発するかについて、検討を進めていたという。

 「もしCrystalの製品を購入していたら、おそらく10万ドル以上の出費になっていたはずで、それだけの金額を正当化するには相当の理由が必要だっただろう。(Microsoftの)ライセンス契約は、他の製品に対するアドバンテージがある」(Voss)

 機能面でも、SQL Server Reporting Servicesは、Mary Kayの、取引システムからの定期レポートを作成するアプリケーションとして十分な機能性を備えている。Mary Kayは、自社の開発者にMicrosoftのツールを使ったレポートの作成方法を迅速に習得させ、既存のプロジェクトを停滞させないための試験的プロジェクトを実施した。

 MicrosoftはBI市場におけるシェア拡大を計画しており、Reporting Servicesはこの計画実現のための重要な一部となっている。BI市場は、低迷するソフト業界全体の中で、過去3年間に成長した数少ない市場の1つだ。

 Microsoftはすでに、詳細なデータ分析を行うためのオンライン分析処理サーバを発売している。同社は、2004年末に発売予定のSQL Serverの次期版で、データ移動/再フォーマット用の多くのツールや、ETL(extraction, transformation and loading:抽出・変換・挿入)と呼ばれる一連の機能の拡張を図る計画だ。

 レポート作成サービスはまた、Yukonと呼ばれるSQL Serviceの次期バージョンの一部になる予定だと同社は語った。

 レポート作成サービスは、Excel、Adobe PDFs、画像、ウェブページ、そしてXML形式のデータなど、さまざまなファイル形式でレポートを作成できると、SQL Server製品管理担当のディレクターThomas Rizzoは述べている。XML形式でデータを配信することで、同機能は他のアプリケーションとも直接データを共有できるという。

 このサービスには、レポート作成用サーバの全体的な処理性能改善のためのキャッシュ機能が含まれる。開発者は、Microsoftの開発用ツール、Visual Studio.Netへのアドオンを利用して、レポートを作成する。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

企業情報センター

特集

「ソーシャルメディアキャンペーン」の半数は失敗--アナリストが指摘する理由
多くの企業がソーシャルメディアキャンペーンを計画している。しかし、ガートナーによると、キャンペーンを始める理由が明確になっていなければ、失敗に終わることになるという。
人工知能による会話マーケティングの可能性
日産NOTEのウェブサイトがおもしろい。人工知能を用いて、ユーザーの質問にCMでおなじみのキャラが反応してくれる。裏側で実現しているのは、PtoPAが開発したソフトウェア「CAIWA」だ。同社はこれをウェブマーケティング分野でも活用しようとしている。

オピニオン

■インタビュー

Windows VistaにとってXPはライバルか?--マイクロソフト グローバルマーケティング担当Brad Brooks氏Windows VistaにとってXPはライバルか?--マイクロソフト グローバルマーケティング担当Brad Brooks氏
コンシューマー市場向けの取り組みを強化すると発表したマイクロソフト。日本におけるWindows VistaやWindows Media Centerの現状をどう見ているのか、コーポレートバイスプレジデントのブラッドブルックス氏に話を聞いた。
「iPodを日本で一番売りたい」--ビックカメラ有楽町店に聞く新iPodの魅力「iPodを日本で一番売りたい」--ビックカメラ有楽町店に聞く新iPodの魅力
発表後初の週末となった9月13日に、新iPodファミリーの店頭イベントを開催したビックカメラ有楽町店本館で、店長の石川勝芳氏に、iPodの販売状況と店内での取り組みについて伺った。

■コラム

進化するユーザビリティテスト〜「ユーザー行動観察調査」の効果・効能進化するユーザビリティテスト〜「ユーザー行動観察調査」の効果・効能
近年のウェブサイトリニューアルプロジェクトでは「ユーザビリティテスト」を実施することが当たり前になってきたようです。今回は、単なる「使いやすさ調査」を超えた「ユーザー行動観察調査」の効果・効能を紹介します。
“オトコの遊びゴコロ”をくすぐるロマンたっぷり「自動車ケータイ」“オトコの遊びゴコロ”をくすぐるロマンたっぷり「自動車ケータイ」
香港や中国のケータイショップでは、「おぉっ!こりゃかなりいける!」とワクワクしてしまう怪しいトンデモケータイに出会うことがある。そんな魅力あふれる製品の1つが、今回ご紹介するケータイである。
ソフトバンク株価の下落加速--iPhone一巡し資金繰りを懸念ソフトバンク株価の下落加速--iPhone一巡し資金繰りを懸念
日経平均が約4年10カ月ぶりに1万円の大台を割り込む中、ソフトバンクの株価が、全般相場の低迷にも増して下落が加速している。

企画特集

ネットと家電をつなぐチャレンジ「Life-X」
第一題:ライフログ・シェアリングサービス「Life-X」の第一印象は?
エンタメCGM「gooメーカー☆メーカー」エンタメCGM「gooメーカー☆メーカー」
【第2回】メーカー/占いのコンテンツを作ってみた!

ブログネットワーク

アルファブロガー

外資系エグゼクティブの日々I am Jamming!
外資系エグゼクティブの日々
クロサカタツヤの情報通信インサイトグッバイ、レバレッジ!(1)
クロサカタツヤの情報通信インサイト
末吉隆彦 ロケーションウェアの「空」と「実」9月イベントお知らせ
末吉隆彦 ロケーションウェアの「空」と「実」
ケータイ時代のスタンダードiPhonista Nightの事後報告
ケータイ時代のスタンダード
江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance新サービスをローンチしました
江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance
鈴木健の天命反転生活日記パラレルワールドとしての電脳コイル
鈴木健の天命反転生活日記

読者ブロガー

電子政府パブリックコメントの抜粋2010 年代の電波政策(意見募集)
電子政府パブリックコメントの抜粋
ナチュラルケアーズがITを使ったらナチュラルケアーズを美容系ポータルサイトに登録
ナチュラルケアーズがITを使ったら
高校生サーバー管理者の考察日誌「ブラッディ・マンデイ」を考察する
高校生サーバー管理者の考察日誌
将来のPC業界パワーバランスAMD、資金調達のために製造部門をスピンオフ
将来のPC業界パワーバランス
フリーエンジニアでのあれこれsolrのDistributed Search
フリーエンジニアでのあれこれ
今どきのメッセージ論日経平均株価の落ち着く先は…
今どきのメッセージ論

リサーチ

■リサーチコラム

薬事法規制の厳しい健康食品に代わり、増え続ける化粧品メーカー
薬事法規制が厳しくなる今、特に規制が厳しい健康食品にかわって化粧品を販売しようとする企業が増えている。そこで、覚えておきたい化粧品と薬事法の関係について簡単にまとめた。
携帯電話の待ち受けに関する調査--最も利用される画面は「自分で撮影した写真」
携帯電話の待ち受け画面に関する調査を実施したところ、10・20代は飽きやすく待ち受け画面を頻繁に変更する傾向にあり、30・40代は季節感や臨場感を重視することが明らかとなった。
電子マネーによるライフスタイルの変化に関する調査--電子マネーコアユーザーは、高所得者層
電子マネーによるライフスタイルの変化に関する調査したところ、電子マネーを活用するのは高所得者層に多く見られた。また、1度に1万円以上チャージするユーザーは10%強であることも明らかになった。

■調査レポートダウンロード

金融不安の市場に、IR活動は何を頼るか!?
CMS未導入企業300社へのアンケート 担当者のホンネを徹底追求

■調査発表

【ゲームクリエイターの方へ】攻めの開発体制を敷くAQインタラクティブ社の中途採用・求人情報をレポート
Alibaba JAPAN、カー用品店に関する調査 カー用品専門店の認知、利用ともトップは「オートバックス」
調査結果「携帯OS『Android』認知度調査、6割が『知らない』 〜ユーザー期待のメーカーは?」

イベント情報

Microsoft Windows SharePoint Services 3.0によるチームサイトの構築
主催:グローバルナレッジネットワーク株式会社
Microsoft .NET入門
主催:グローバルナレッジネットワーク株式会社
Microsoft SQL Server 2005 インフラストラクチャの設計(#4612)
主催:グローバルナレッジネットワーク株式会社

CNET Japan セレクション

ココが変わった、新型「ニンテンドーDSi」--「ニンテンドーDS Lite」と比較
任天堂が11月1日に発売する新型ゲーム機「ニンテンドーDSi」はどんな点が新しいのか。既存のニンテンドーDS Liteと比較するとともに、新機能を紹介する。
フォトレポート:本体が分離するNTTドコモの「セパレートケータイ」の謎に迫る
NTTドコモは家電展示会「CEATEC JAPAN 2008」において、端末が2つに分離できる携帯電話「セパレートケータイ」を展示している。どのような仕組みなのか、何ができるのかを、写真で紹介する。
話題のスマートフォン、写真で見るBlackBerry Bold
RIM製スマートフォン「BlackBerry」の新モデル「BlackBerry Bold」を2008年度第4四半期にも発売すると発表したNTTドコモ。話題のBlackBerry Boldを写真で紹介する。
こんなものもありました--CEATECで見つけたオモシロ新技術たち
幕張メッセで開催されている展示会「CEATEC JAPAN 2008」では、幅広い分野の最新技術が一堂に会している。ここではその中でもユニークな新技術や展示を紹介する。
「iPhone 2.2」アップデートの概要が明らかに--App Storeのインターフェースなど変更
アップルは、新たな「iPhone 2.2」アップデートのリリースに向けて準備を進めている。Safariに加え、App Storeのインターフェース変更などが予定されている。
ケータイはまだまだ進化する--CEATECで見た未来の技術
幕張メッセで開催されているデジタル家電の展示会「CEATEC JAPAN 2008」では、携帯電話関連の新技術が数多く展示されている。その様子を写真で紹介する。

今日の見どころ

自動車の未来を垣間見る--2008年パリモーターショーのコンセプトカー

2008年度グッドデザイン賞が発表--環境を意識した新基準も

GMのハイブリッドカー「Chevrolet Volt」、パリモーターショーに登場

レビュー

今週の新製品総チェック:新PS3が登場!ニコンが発表した映像製品「UP」とは?
「東京ゲームショウ2008」が10月9日から開催され、新PS3やXboxの新作ゲームなど、ゲーム機の大型発表が相次
[レビュー]2011年画質を備えた高画質、多機能Blu-ray--ソニー「BDZ-X95」
ソニーのBlu-ray Discレコーダー新製品が登場した。2007年から引き継がれる「やりたいことから選ぶ」シリー
今週の新製品総チェック:よりモバイルPCとして進化した「Let's note」が登場
松下電器産業の「Let's note」、デルのデスクトップPCとPC新製品が数多く登場した。Let's noteは9時間駆動
今週の新製品総チェック:フルサイズCMOS搭載のキヤノン「EOS 5D Mark II」が登場
キヤノンからもフルサイズCMOSセンサを搭載した「EOS 5D Mark II」が登場した。合わせてコンパクトデジカメ

CNET_ID

メンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。