WebBCN (コンピュータ・ニュース社)
2003/01/31 09:37
ソフト販売のイーフロンティアの安藤健一社長は、本紙の取材に対し「Shade(シェード)事業の継続に経営資源を集中する」考えを強調した。「Shadeの弱点は、販売先の大半が国内だけに限られている点。欧米や東アジア市場へ拡販することで、事業の立て直しを図る」と意気込みを見せる。
Shadeは、今月1月20日、約16億円の負債を抱えて事実上倒産した開発元のエクス・ツールス(坂井一也社長)の主力CG(コンピュータグラフィック)制作ソフト。同日付けで営業権をイーフロンティアに譲渡すると発表し、Shade存続をイーフロンティアの安藤社長に委ねる方針を打ち出した。
しかし、年商約20億円、社員数約50人の中堅ソフト販売のイーフロンティアが、ほぼ同等規模のシェード事業を吸収するのは容易なことではない。安藤社長は、「エクス・ツールズの経営が苦しいということは、昨年後半から感じていた。だが、実際にShadeの営業譲渡の話しを聞いたのは民事再生手続を始める前日で、坂井社長から即答を求められた」と話す。
安藤社長は、Shadeのブランド力を消滅させないために、「譲渡を受ける」と回答したものの、実際は、傾きかけたShade事業を立て直す具体的な策がないままの回答だ。エクス・ツールスの坂井社長は、「昨年11月、12月と卸売りベースで前年比の半分まで売り上げが落ち込んだ。これにより、資金繰りが悪化し、事業存続が困難になった」と話す。
これに対して、イーフロンティアの安藤社長は、「Shadeの弱さは、販売先のほとんどが日本国内に限られていることだ。CG需要の多くは広告制作にある。国内の景気が悪化すると、CG需要も連動して低下する。このリスクを避けるために、今後は、北米、欧州、東アジア市場へ、積極的にShadeを拡販することで、同事業の立て直しに全力を注ぐ」と話す。
イーフロンティアは、Shadeとは別の事業で、昨年12月、中国・上海に現地法人を設立しており、これをアジア地区のShade拡販の拠点に使う。北米や欧州への販路は、これから開拓する。Shadeの継続的な開発や世界展開にかかる費用は、少なく見積もっても数億円から数十億円の資金が必要になる。
Shadeの営業譲渡の金額やShadeに対する今後の投資額、エクス・ツールスの社員の受け入れ枠については、「まだ明らかにできない。今、事業計画を練り直している最中」と明言を避けた。
イーフロンティアの安藤社長は、99年に起業するまでの約3年間、エクス・ツールスに勤めていた経緯があり、Shadeには“思い入れ”がある。起業してからも、Shadeの卸売りを手がけており、Shade全体の出荷数のうち約2割を占めるボリュームを占める。エクス・ツールスの坂井社長は、すでに会社を清算することを明らかにしている。
グーグルの米国エネルギー問題解決策--22年計画「Clean Energy 2030」の内容
Windows VistaにとってXPはライバルか?--マイクロソフト グローバルマーケティング担当Brad Brooks氏
「iPodを日本で一番売りたい」--ビックカメラ有楽町店に聞く新iPodの魅力
ユーザー中心アプローチの時代
台頭するスーパーインフルエンサー--Universal McCann調査より
松下からパナソニックへ--第2の創業で3年ぶり安値から切り返すか
ネットワーク型産業構造への衣替え?
iPhonista Nightの事後報告
アフィリエイトの仕組みを知らない?技術者のITリテラシー
OSC2008Tokyo/Fallで勉強会大集合開催
月5000円を得るための代償
iPhone2.2では、絵文字に対応?
すでに土砂降りのIT業界
長時間マウスを使うから(マウス選び)
CMSでのSEO対策効果を実験している
ココが変わった、新型「ニンテンドーDSi」--「ニンテンドーDS Lite」と比較
フォトレポート:本体が分離するNTTドコモの「セパレートケータイ」の謎に迫る
話題のスマートフォン、写真で見るBlackBerry Bold
こんなものもありました--CEATECで見つけたオモシロ新技術たち
「iPhone 2.2」アップデートの概要が明らかに--App Storeのインターフェースなど変更
ケータイはまだまだ進化する--CEATECで見た未来の技術
こんなものもありました--CEATECで見つけたオモシロ新技術たち
ケータイはまだまだ進化する--CEATECで見た未来の技術
まるで「宇宙ケータイ」--太陽電池で発電する、au端末のコンセプトモデル
[レビュー]2011年画質を備えた高画質、多機能Blu-ray--ソニー「BDZ-X95」
今週の新製品総チェック:よりモバイルPCとして進化した「Let's note」が登場
今週の新製品総チェック:フルサイズCMOS搭載のキヤノン「EOS 5D Mark II」が登場
今週の新製品総チェック:第4世代iPod nano登場、ソニー「α」、松下「LUMIX」に新機種もメンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。