富士通研究所は2月28日、壁面に埋め込んだプロジェクション方式の大画面ディスプレイとRFIDリーダーを連携させて情報の提供や交換を行う装置「UBWALL」を発表した。今後、サービス内容の具体化、プラズマや液晶方式などのディスプレイを用いたスタンドアロン型装置の開発などを継続し、2005年度中の実用化を目指す。
同製品では、RFIDチップ内蔵のカードや携帯電話を検知することで、利用者個人の状況に合わせた情報を提供することができる。赤外線センサーを備えており、利用者の接近を検知して表示内容を変えられる。
無線LAN経由で電子クーポン券やサンプルデータを発信し、携帯電話などの端末にダウンロードしてもらう機能も搭載している。逆に、利用者からのメッセージをディスプレイに表示させることも可能。
「公共施設や店舗など複数の人が集まる場所で、案内図など不特定多数を対象とした一般情報の表示に加え、個人の状況に合わせて行き先を表示するなど、ユビキタス時代の情報発信提供サービスが可能となる」(同社)
UBWALLの詳細は、3月1日〜4日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されるRETAILTECH JAPAN 2005で紹介される。
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