レッドハット、Linuxエンジニアのトレーニングコース・認定試験を刷新

 レッドハット(平野正信代表取締役)は2月16日、同社が提供しているLinuxエンジニア育成のトレーニングコースおよび認定試験で利用するプラットフォームを「Red Hat Enterprise Linux 3」へ移行するとともに、認定試験を変更することを発表した。3月開催分からリニューアルする。

 同社のトレーニングプログラムは、Linux初心者からネットワークプロフェッショナルまで、受講者のレベルや専門性に合わせた複数のトレーニングコースと認定試験で構成されており、実務能力を重視した実技試験を行う点が特徴。とくに認定資格では、最上位の「RHCE」(Red Hat認定エンジニア)、「RHCE」の前段にあたる「RHCT」(Red Hat Certified Technician)を実施することで、実践的なシステム管理能力/構築能力を示す資格として世界的な評価を得ている。

 今回のリニューアルは、企業におけるLinux導入の拡大、大規模システムへの採用増加に対応するもので、よりエンタープライズ環境に最適化した高度なトレーニングコースおよび認定資格を提供することが目的。

 具体的には、「Red Hat Linux」の提供中止にともない、「RHCE/RHCT」資格取得を目指す全トレーニングコースおよび全資格試験を、「Red Hat Enterprise Linux 3」に移行する。移行は、レッドハット東京会場(六本木/水道橋会場)から開始し、レッドハット大阪会場およびパートナーにおける開催は、3月以降、順次導入していく予定。

 また、「RH302 RHCE認定試験」について、3月開催分から「Red Hat Enterprise Linux」を利用した認定試験において従来の択一式試験を廃止し、完全に実技で構成した試験を実施する。なお、「Red Hat Enterprise Linux」への移行が済んでいない大阪会場およびパートナー開催分は、移行完了まで「Red Hat Linux 9」を利用した旧試験を行う。

 このほか、新規の資格試験として、3月から「RHCT」単独の「RH202 RHCT認定試験」を開始し、これにともない、4月開催分から「RH133コース」に「RH202 RHCT認定試験」を追加するとともに、「RHCT」試験のないコースとして「RH131」を新設する。

レッドハット

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