NECソフト(関 隆明社長)は1月15日、「SemanticObjects」を中核とする新たなソリューション開発において、中国のSI企業である浙江浙大網新科技股■有限公司(淅大網新)、中軟網絡技術股■有限公司(中軟網絡)および上海芝遠商務咨詢有限公司(芝遠商務)の3社と協業することを発表した。(■=にんべん+分)
NECソフトはこれまで、5年以上にわたり積極的に中国リソース活用を推進しており、すでに中国市場向けミドルウェアの分野において、中国科学院設立の中科軟件集団有限公司などと協業している。今回の協業はこれに続くもので、日本市場向けの開発業務委託だけでなく、オブジェクト指向技術を利用した最先端領域のソリューション開発を共同で行うことで、日中双方の市場にまたがる新規事業の開拓を図りたい考え。
今後、中国のSI経験で培ってきた3社のノウハウを基に、日本で開発したソフト製品を中国市場で展開していく計画で、浙大網新の医療事業など各社のもつコアコンピタンス領域での「SemanticObjects」の活用に向け、技術支援などを行っていく。
さらに、3社の高いSI・設計技術と中国市場での販売力を背景に、中国市場における「SemanticObjects」の販売・保守、個別案件への導入、業務システムの開発・導入とSIへの活用法のほか、さまざまなニーズに適合したソフトウェアモジュールやコンポーネントの共同開発に関しても協議を進めていく予定。
「SemanticObjects」は、複数のデータベースを統合し、シームレスで迅速な検索を可能にするアプリケーション構築ツールで、これまでに、バイオ/メディカル分野での活用実績をもつ。
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