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本日の主要記事
オープンソース対MS、自動車向けインフォテインメント分野で激化
Microsoftとオープンソースソフトウェア業界の争いが、自動車の世界にまで拡大している。複数の自動車メーカーとテクノロジ企業が米国時間3月2日、GENIVIという名称の新しいアライアンスを発表したからだ。GENIVIの目的は、自動車向けインフォテインメントシステムで利用できる共通アーキテクチャを実現するLinuxスタックを構築することだ。
一方、Microsoftはドイツで現地時間2日、同社の自動車用プラットフォーム「Microsoft Auto」のバージョン4.0を発表した。Microsoft Autoプラットフォームは、Ford Mortorの「Sync」システムやFiatの「Blue&Me」システムのベースとなっているが、新バージョンのプラットフォームは、Intel製プロセッサのアーキテクチャに対応し、Microsoftが言う「共通のヘッドユニット機能」を搭載している。これによって同プラットフォームには、CDの再生やリッピングの機能を統合できる標準モジュールなどのアプリケーションが備わったことになる。
Microsoft Auto 4.0は、カーナビゲーションやBluetooth対応携帯電話の搭載など、自動車での一般的な用途に利用できる共通の音声コマンドシステムをサポートしている。そのため、ユーザーは、さまざまな車載アプリケーションに指示を出す際に、トップ画面に戻ってツリー構造のメニューをたどるといった必要がなくなる。
GENIVIもMicrosoft Auto 4.0も目指すところは同じで、共通のコネクティビティソリューションを提供することによって、自動車メーカーや機器メーカーが、携帯電話やMP3プレーヤーなどの機器を簡単に統合できるようにするのが狙いだ。これが実現すれば、自動車用インフォテインメントシステムの開発期間が短縮され、段階的なアップデートも容易になるため、カーエレクトロニクス分野も、変化の速い家電製品分野に足並みをそろえることができるようになる。
GENIVIアライアンスには、BMW、Delphi、General Motors(GM)、Intel、Magneti Marelli、PSA Peugeot Citroen、Visteon、Wind Riverといった、自動車業界で名の知れた大手企業が加盟している。Microsoftは自社でMicrosoft Autoプラットフォームを開発しているが、FordとFiat、それに最近ではHyundai Motorがクライアント企業として加わっている。Microsoftはさらに、このプラットフォームを活用するアプリケーションの構築方法の理解を進めるため、開発者向けトレーニングプログラムを始めている。
Microsoftは、FordやFiatの車に乗る多くの人に利用されている実績がある製品を持っている点で優位に立っている。すでにバージョン4.0まで進んでいるという事実は、この製品の成熟度を示すものだ。Hyundaiは、Microsoft Autoプラットフォームを自社の車で使用することを2008年に発表しており、バージョン4.0を2011年型モデルに採り入れる予定だ。
GENIVIはこの18カ月間開発を続けてきており、同プラットフォームを採用した初めての車は、2011年に発売されるハイブリッド車になる見込みだと開発部門では述べている。発売時期を考え合わせると、GMの「Chevy Volt」が最有力候補とみられる。また、GENIVIは2012年までに、量産車への搭載を予定している。現在のパートナー企業の顔ぶれを見れば、どこの製品に搭載されるのかを推測するのは難しくない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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