ブラザー工業は10月1日、コンテンツ配信システム「Einy」を、不動産向け営業支援システムの開発、販売を手がけるミオソフトに提供開始した。
Einyは、多数のユーザーへ大容量のコンテンツを低コストかつセキュアに配信するコンテンツ配信システム。ブラザーはグループ会社の通信カラオケ事業「JOYSOUND」でコンテンツ配信の実績を持つが、他社へのサービス提供としては後発。新開発したEinyの特徴はグリッド技術を応用し、PtoPでの配信を可能とした点だ。ユーザーへのコンテンツ配信後もアクセス権限を企業側からコントロールできる仕組みになっているという。
ミオソフトは、不動産会社向けに、物件情報や店頭チラシなどのデータ配信や、システム更新、沿線、駅、住所データの更新など、毎月数ギガバイトのデータを、各拠点に配信している。今後の配信サービスの拡大や、コンテンツやサービスの充実をするにあたり、配信作業にかかるコスト軽減を図るため、Einyを導入した。
ブラザーによれば、Einyの導入により、配信作業にかかる時間は約10分の1に、また人手による作業コストも大幅に削減できるとしている。ミオソフトは現在稼働中の約400台のサーバのうち100台にEinyを先行導入し、10月1日より半年間テスト運用を行う。
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