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Zimbra、ウェブメールサービスで「Ubuntu Linux」をサポートへ

2007/05/07 13:48
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 カリフォルニア州サンマテオ発--Zimbraは顧客からの要求に応じ、同社のオープンソース電子メールおよびカレンダーソフトウェアの「Ubuntu」対応版を開発している。「Ubuntu」はCanonicalが提供するLinuxのディストリビューションである。

 Zimbraは、同社のサーバソフトウェアとして、無償の「Open-Source Edition」と、サポートつきで機能がより豊富な認定版である有償の「Network Edition」の2つのバージョンを提供している。Network Editionは、以前はRed HatのLinux、Novellの「SUSE Linux」、および「Mac OS X」だけを対象に提供されていたが、これにUbuntu版が加わることになった。

 新興企業Zimbraの最高経営責任者(CEO)であるSatish Dharmaraj氏は米国時間5月3日、当地にある同社本社でのインタビューで、「Ubuntuを利用する企業が確実に増加している」と述べた。Ubuntu版はすでに提供されているが、Zimbraによる正式な発表は2007年5月中になる予定。

 同氏によると、無償版のダウンロードにおいて、Ubuntu版は全体の18%を占め、その数はRed Hat版に匹敵するという。Network Editionのベータ版に関しては、Red Hatのダウンロード数が圧倒的に多く、Ubuntuはそれに続いて第2位であるという。

 The 451 GroupのアナリストであるRaven Zachary氏は、「Ubuntuはデスクトップでの利用をその対象としているが、CanonicalはUbuntuをサーバで利用することも考えている。ZimbraがUbuntuをサポートすることにより、さらに顧客らはUbuntuをサーバプラットフォームとみなすことになるだろう」と述べた。

 今回の提携により両社は、オープンソースソフトウェアからビジネス機会を得たい意向だ。基盤となるソフトウェアが無償で入手可能であることを考えると、これは困難な挑戦であるといえる。オープンソースソフトウェアにおいては多くの一般的な法則が成立しないが、1つ確かなことは、ソフトウェアが他の製品と動作するようにサポートされ、認定されているという保証があるという点である。

 Canonicalは先週初めにも大規模な提携を締結しており、DellがUbuntu Linuxを搭載したデスクトップPC2機種とノートPC1機種を2007年5月中に発売開始することになっている。

 Canonicalの最高経営責任者(CEO)であるMark Shuttleworth氏は、ソフトウェア企業とハードウェア企業との提携が重要であると述べた。「これらの企業がなければわれわれは機能しない」と同氏は述べた。

 同氏によると、OracleやSAPなど大手サーバソフトウェア企業との提携は必要だが、他のオープンソース企業と提携する方がずっと容易だという。

 Shuttleworth氏は、「技術革新や急成長が起こるのは、大規模企業においてではない」と述べた。またオープンソース企業とは異なり、大手企業には、頻繁に生じるソフトウェアの再構築、透明性、インストール向けにソフトウェアをパッケージ化する際の適切な手法など、オープンソースにおける基本的な慣例に慣れる必要がある。

 Shuttleworth氏は、オープンソース企業間の提携では、「両社ともサポートを提供するため、より低コストで生産性を上げることができる」と述べた。

 ZimbraのサーバソフトウェアはJavaをベースとしており、主な競合製品は「Microsoft Exchange」である。基本的なウェブブラウザインターフェース、またはより高度な「Ajax」ベースのインタフェースにより、これにアクセスして電子メール、カレンダー、アドレス帳を使用することができる。あるいは、「Microsoft Outlook」や「Mozilla Thunderbird」など従来からの電子メールソフトウェアでも使用することができる。

 またZimbraは、ネットワークに接続していない場合でもウェブブラウザを用いることを可能とするソフトウェアもリリースした。同社マーケティング担当バイスプレジデントであるJohn Robb氏によると、ブラウザは小さな「マイクロサーバ」と通信するという。マイクロサーバは、正規のZimbraサーバソフトウェアの代わりに動作するJavaアプリケーションで、ネットワーク接続が回復すると電子メール、アドレス帳、カレンダーを同期させるという。

 同クライアントソフトウェアは、ThunderbirdとGnome Projectの「Evolution」という2つの主要なオープンソース製品と競合する。Shuttleworth氏は、もっと普及すればUbuntuのデスクトップ版は、現行のデフォルトであるEvolutionからZimbraのクライアントへと移行することが可能だろうと述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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