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IBM、低消費電力版x86サーバを強化--電力消費への関心に対応

2007/04/06 10:39
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 IBMがIntelとAdvanced Micro Devices(AMD)の新しい低消費電力プロセッサを採用し、デュアルプロセッササーバのシリーズを密かに強化してきた。これは、消費電力抑制に対する業界の関心の高まりに対応した同社の取り組みの一環となる。

 IBMは、Intelの1.6GHzおよび1.86GHzで動作する消費電力50ワットの新しい4コア「Xeon 5300 Clovertown」プロセッサを、「System x」ラックマウントサーバである高さ3.5インチ(約9cm)の「x3650」および同1.75インチ(約4.5cm)の「x3550」、そして「HS21」ブレードサーバに搭載してきた。また、同社の2プロセッサ版「LS21」および4プロセッサ版「LS41」の両ブレードサーバには、消費電力65Wの2.6GHz「HE」(高効率)モデルと消費電力40ワットの1.8GHz「EE」(超高効率)モデルの2種類の新型デュアルコア「AMD Opteron」チップが採用された。IBMのBladeCenter製品マーケティングマネージャーScott Tease氏が明らかにした。

 コンピューティング業界は、急増する消費電力の問題と、それによる過熱の問題に苦戦している。その結果、コンピューティング企業各社は逆に消費電力効率でライバル各社に勝る製品を投入しようと改良を重ねている。

 Tease氏は、「ブレードでもラック型サーバでも、IntelやAMDの製品を採用して低消費電力化を推進している」と語っている。

 同社は各種新型システムを来週発表する計画だが、顧客には既に今週から詳細を公表している。

 システムの価格が高くなるのは、最大クロックスピードでも過熱せず、低消費電力で動作するチップがメーカーの製造した製品の上位の数割に過ぎないためだ。ただし、最終的にはシステムで元が取れると、同氏は語っている。

 たとえば、低消費電力版「Xeon 5300」チップを搭載したサーバは、通常モデルより約240ドル割高になると、同氏は語っている。しかし、電気代をキロワット時あたり15セントと仮定すると、会社では消費電力と空調費で年間約130ドルを節約できる。

 同氏は、「3年運用すれば、あまり悪くない結果が出る」と語っている。

 さらに、低消費電力システムは高密度化が可能で、供給電力の制限が10kW程度といったラック1台に収容可能なサーバ数も増える。「BladeCenter」のシャシー1台に14台のデュアルプロセッサマシンを収容する場合、低消費電力型Intelチップにすれば消費電力が約1kW下がると、同氏は語っている。

 低消費電力版XeonsとOpteron HEの両プロセッサは、それぞれ80Wおよび95Wを消費する通常版とほぼ同じ速度で動作する。しかし、Opteron EEチップの動作速度は1.8GHzと、通常版Opteronの2.8GHzや、まもなく登場する3GHzと比較すると遅い。

 Tease氏は、EE Opteronは「驚くべき」ワットあたりパフォーマンスを持っているが、同チップに対する反響には「不安」を感じている、と話す。同氏は「EE版はまだかなり新しく、今後どの程度受け入れられるかは分からない」と語っている。

 Tease氏はさらに、今のところ、AMDはメモリ消費電力でIntelより優位に立っている、と加えた。AMDのDDR2メモリモジュールの消費電力は1枚あたりが約8〜10Wで、常に最大消費電力が必要になるわけではないが、IntelのFB-DIMMモジュールは常時15W以上を要求すると、同氏は語っている。

 Tease氏は「Intelシステムのメモリは50W消費する場合があるが、AMDシステムはこれが20Wになる。だが逆に、IntelのFB-DIMMの方がパフォーマンスは優れる」と語っている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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