Walker氏によると、Gatewayのウェブサイトでは当初の予想より多くの顧客がUltimateエディションを選んでいるという。同社のウェブサイトを訪れる顧客はハイエンドマシンを購入する場合が多く、これらの購入者は、購入できるなかでも機能が最も充実したバージョンを選ぶことで、PCを「将来も使い続けられる」ようにしたいと考えるのかもしれない。
同氏はこれを、必要以上の馬力を求める車の購入者にたとえている。Walker氏は、「V6でなくV8を購入する人が多いし、何を牽引するでもないのに牽引用パーツオプションも選ぶ」と語る。
大半のPCを店頭販売するHewlett-Packard(HP)によると、これまでのところ、Ultimateバージョンに対する「関心は高くない」という。消費者は、メモリの増設やWindows Vista Home Premium搭載マシンを選んでいるという。
ノートPC兼北米チャネル営業担当バイスプレジデントBruce Greenwood氏によると、ノートPCでもデスクトップでも、最低限のメモリやVista Home Basicを搭載したシステムよりも1Gバイト以上のメモリを搭載したマシンを選ぶ傾向がHPでは見られるという。
Microsoftは2006年の終わりにXPマシンを購入し、Vistaへの無償「Express Upgrade」に申し込んだ人の数も売上合計に入れているが、大半のPCメーカーがその出荷を開始したのは3月に入ってからだった。アップグレードの登録と承認で問題があり、多くのバイヤーは同プログラムにかなりのいら立ちを見せている。
Mannion氏によると、これらの問題の大半が解決済みであることをMicrosoftは願っているという。
Mannion氏は「問題はもう解決されたようだ。メーカー各社は出荷体制を完全に整えたものと理解している」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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