トライポッド、組み込みソフトの研究開発を経産省が採用

 トライポッドワークス(佐々木賢一社長)は、経済産業省と独立行政法人中小企業基盤整備機構の事業「戦略的基盤技術高度化支援事業」に組み込みソフトウェアに関する研究開発テーマを提案、採択されたと発表した。研究開発規模は3年間で1億8000万円。

 「戦略的基盤技術高度化支援事業」は、国内産業の国際競争力強化と新たな事業創出を目的に、組み込みソフト、金型、めっきなどのモノ作り基盤技術の高度化に貢献する革新的な研究開発を技術開発型の中小企業に委託する事業。

 今回、「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」の認定企業であるトライポッドワークスを中心に、インテリジェント・コスモス研究機構、ミラクル・リナックス、イーゲル、NECソフトウェア東北、財団法人九州システム情報技術研究所の6社が共同で提案、今後の研究開発でも個々の専門分野の技術を結集することになった。

 今回採択された研究開発「組み込みソフトウェアに対応するSQL対応データベースの開発とそのセキュリティ強化に関する研究開発」では、組み込みソフト分野で、ロボット・産業機械や情報家電の品質向上、機能向上、機能安全、生産性向上を目指し、標準的なデータベースアクセス言語(SQL)を用いて、機器に格納されているデータにアクセスするためのミドルウェアを研究開発する。

 また、開発するミドルウェアの暗号化技術などを利用し、組み込み機器上のセキュリティやデータ保全性の向上も目指す。今後、トライポッドワークスでは研究開発から得た成果を元に、組み込みソフト分野でさまざまな事業展開を計画している。

トライポッドワークス=http://www.tripodworks.co.jp/

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