これらのオンラインサービスを連係させると、地図サービスを用いて物件の場所を表示する不動産情報一覧化アプリケーションなどの、いわゆる「マッシュアップ」を作ることが可能になるという。
Ozzie氏は、MicrosoftのLiveサービスは、Windowsベースの業務用ソフトウェアに代わるブラウザベースのアプリケーションというよりは、そうしたソフトウェアを補完するものとして開発されていると説明した。
「あらゆるアプリケーションにブラウザでアクセスするようになり、すべてのものがグリッド化され、企業データセンターは消失するという極論を唱える人をしばしば見かける」(Ozzie氏)
「一方Microsoftでは、非常に現実的なアプローチを採用している。すなわち、シームレスかつ統合的な、クライアントサーバ型サービスを提供しているのである。(中略)こうしたサービスでWindowsやOfficeアプリケーションを補完し、インターネット上での可用性を高めている」(Ozzie氏)
Microsoftの幹部によると、WindowsにLiveアプリケーションを組み込もうとしているサードパーティ開発者を支援するため、同社はさらに多くのAPIおよびツールを徐々に提供していく意向だという。
6月初旬にはそうした取り組みの一環として、「ガジェット(Gadget)」と呼ばれるミニアプリケーションの記述用SDKがリリースされている。
Gadgetの例には、RSS(Really Simple Syndication)フィードを収集するものなどが挙げられる。このガジェットは、Windows Liveサイト上でも、「Windows Vista Sidebar」でも動作させることが可能だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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