マイクロソフト、次期Exchangeでハイエンド版を値上げへ

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:河部恭紀(編集部)2006年06月02日 16時15分

 Microsoftは次期Exchangeで、ユニファイドメッセージやウイルス対策ツールといった機能を加える予定だ。だが、これら新機能は有償となる。

 新しい「Exchange Server 2007」が持つボイスメール統合などの新機能を利用するには、企業はこれまでより高いライセンス料を支払わなければならない。Microsoftはクライアントアクセスライセンス(CAL)としてPC1台に対して課金しているが、新しい機能を付けずにコア機能であるカレンダーや電子メール機能のみを必要とする場合は、スタンダードCALとなる。このスタンダードCALの価格は現行版のExchange 2003と同じという。

 Microsoftは、新しい機能を利用できるエンタープライズCALの価格についてまだ明らかにしていない。だが、これらの新機能を別途購入するよりは安くなると述べている。

 Microsoftはこのところ自社製品にハイエンド機能を付加する傾向にあり、今回の値上げはこの動きの一部となる。デスクトップ分野では、「Windows Vista」と「Office 2007」で「Ultimate」エディションを用意する計画だ。同時に、「Windows Server」もスーパーコンピュータ分野に進出させる。

 次期Exchangeの特徴の1つに、メッセージの保護および追跡機能がある。また、社内で誰と誰がコミュニケーションできるかのルールを設定することも可能だ。これらの新機能は、ヘルスケアや金融サービスなどの規制の厳しい業界にとって重要になる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]