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ゲイツ氏、次期SharePointを披露へ--SNSの発想で「社員の頭の中の知識を共有」
Microsoftは、企業向け情報検索技術にソーシャルネットワーキングの手法を取り入れ、自社製品の魅力を高めようと考えている。
Microsoftの会長、Bill Gates氏は米国時間5月17日、今年もワシントン州レドモンドで開催される「CEO Summit」で、企業幹部からなる出席者を前に基調講演を行う。Gates氏はこの講演の中で、企業の従業員が社内のコンピュータに保存されたデータだけでなく、同僚の頭の中にしか存在しない情報も検索できるよう支援する、新たなサーバソフトウェアを披露するとみられる。
サーバソフトウェア「Microsoft SharePoint」の次期バージョンには、「Knowledge Network」と呼ばれる機能が組み込まれる。これは、個々の従業員について得意分野などが記載されたプロフィールを自動的に作成する機能だ。
ビジネスに関する膨大な情報が、ハードディスクではなく人の頭の中に蓄積されていることを考えると、これは実に重要な機能だ。企業を成り立たせるノウハウの50%ないし80%は従業員の頭の中に存在するとの統計もある。
Microsoftのオンラインサービスグループ担当ゼネラルマネージャー、Jon Beighle氏は、重要な知識には文書化されていないものが多いと指摘する。
現時点でも大企業では、従業員それぞれが持つ知識を把握するのが困難になっている。Microsoftの技術は、従業員の電子メールをはじめとするデータから業務プロフィールを自動的に作成することで、この作業を容易にするというものだ。
また、次期バージョンのSharePointは、情報を求めている従業員と社内にいるその分野の専門家を結びつける手法についても、ソーシャルネットワーキングサイトにならっている。双方の橋渡し役になる可能性のある共通の友人を探すのだ。さらに、プロフィールから相手が直接連絡を取れるようにするかどうかは、従業員本人が選択できる。この技術について当然ながらプライバシーに関する懸念があることはMicrosoftも認識しており、従業員は社内への公開前に自分のプロフィールを確認し、問題があれば修正できるとBeighle氏は説明している。
「非常にオープンかつ透明な方式が採用されるので、この技術を使った場合、従業員は自分のプロフィールを確認し、修正もできる」(Beighle氏)
また、今回の基調講演でGates氏は、コンピュータおよびサーバ上にある情報を検索する機能の強化についても、Microsoftの現在の取り組み状況を説明することになっている。
SharePointの次期バージョンは「Microsoft Office SharePoint Server 2007」と呼ばれ、社内のさまざまな種類のデータを横断的に検索する機能が加わる予定だ。このバージョンでは、イントラネット上に保存されたデータだけでなく、Siebel SystemsやSAPなどのビジネスアプリケーションにあるデータにもアクセス可能になる。つまりMicrosoftは、単なるポータル作成ソフトだったSharePointを、「Office」を補完し、より広範なサービスを提供するサーバベースの製品に変えようとしているわけだ。
さらに、講演の中でGates氏が「Windows Live Search」のプレビューを行う計画もあるという。これ1つあれば、従業員は自分のデスクトップ、社内ネットワーク全体、さらにウェブまで、すべてを検索できるというソフトウェアだ。まだ開発の初期段階にあるLive Searchだが、まずはベータ版で登場し、2006年後半には正式版がリリースされる予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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