サン・マイクロシステムズ、ファイルシステム「ZFS」のソースコードを公開

Martin LaMonica(CNET News.com)2005年11月18日 16時04分

 Sun Microsystemsが、オペレーティングシステムOpenSolarisの主要コンポーネントであるファイルシステムのソースコードをリリースした。

 同社は米国時間16日、OpenSolarisのアップデートの一環として、データとファイルを管理する「ZFS」のソースコードをリリースした。Sunは2005年6月にOpenSolarisプロジェクトの本格稼働を開始し、Solarisのコードの一部を初めて公開した。その後、同社は追加コードを順次発表してきている。

 Sunの幹部らは17日午後に、記者会見を開き、OpenSolarisやZFSの取り組みについて説明する予定だ。また、同会見ではソフトウェア担当バイスプレジデントも登場する。

 OpenSolarisの他に、同社はオープンソースデータベースの戦略についても話をするものと期待されている(関連記事)。2005年2月に、Sunの最高幹部らはオープンソースデータベースを同社の製品に組み込む意向を明らかにしていた。

 先頃のインタビューで、Sunのソフトウェア担当最高技術責任者(CTO)Hal Sternは、Sunのエンジニアたちが「Derbyで遊んでいる」と述べた。Derbyは、IBMがApache Foundationに提供したJavaベースのオープンソースデーターベースである。2005年8月にSunは、従業員がDerbyプロジェクトに取り組んでいることを明らかにした。

 同社は15日にはOpenSolarisプロジェクトの一環として、プログラマがソースコードを見たり検索したりするのに役立つ「OpenGrok」という名称のソースコードブラウザも発表した。

 Sunの幹部らは、自社のソフトウェア製品のほとんどまたはすべてをオープンソースにしていくつもりであると述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]