業界団体がISP間のSIP/VoIP相互接続性を検証

エースラッシュ2005年05月18日 19時33分

 VoIP/SIP相互接続検証タスクフォースは5月18日、音声通話の発呼などを制御するSIPを用いてVoIPアプリケーションを構築する際、ISP(インターネット接続事業者)間をまたがるSIP相互接続性のNNI(Network Node Interface)検証試験結果を発表した。複数のキャリア、ベンダーにまたがる検証試験としては国内初となる。

 今回の試験では、ISP間に接続したIP電話端末間で発着信をテストした。個々の端末に対し、発信、着信、発信キャンセル、着信拒否を実施した。試験に参加した通信事業者とベンダーは、アズジェント、岩崎通信機、NTTグループ、沖電気工業、KDDI、シスコシステムズ、日本テレコム、富士通、フュージョン・コミュニケーションズ、ヤマハ。なお、技術サポートは、NTTアドバンステクノロジ、JGNII、WIDEプロジェクトが担当した。

 今回の試験の背景には、VoIPが必ずしも相互接続性を確立していないという状況がある。同事務局は本試験によって、現時点での相互接続性と技術課題が明らかになったとしている。成果の一部は2005年6月8日〜10日に行われる「NETWORLD+INTEROP TOKYO 2005」で紹介する。

VoIP/SIP相互接続検証タスクフォース

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