キングジム、ドコモの「おサイフケータイ」を勤怠管理システムに活用

 キングジムは、NTTドコモの「おサイフケータイ」(iモード「FeliCa」対応携帯電話)をタイムカード代わりに利用できる勤怠管理システム「クロックオン」CL10SDを3月23日に発売した。価格はオープンプライス。

 従来の紙製のタイムカードを利用した勤怠管理では、給与計算時にカードの印字を見ながらパソコンに手入力するため、入力ミスが起こりやすいうえ、パートやアルバイトなど時間帯によって時給が変化する従業員の管理も困難だった。また、パソコンに接続可能な打刻式タイムレコーダーは、毎月人数分のカードを用意する必要があり、手間とコストが問題となっていた。

 新製品の「クロックオン」CL10SDは、こうした課題に対応し、シンプルで低コストな構成で手軽に活用できる電子式の勤怠管理システム。ソフトをインストールしたパソコンに付属のカードリーダーを接続し、「おサイフケータイ」をかざすだけで、パソコンに出退勤情報を記録することができる。パソコンに記録された出退勤データは、市販の給与計算ソフトへの受け渡しが可能なため、手入力を介さずに給与計算までの作業を行える。ユーザーの要望に合わせたカスタマイズにも対応可能。

 利用にあたっては、本体に同梱されたIDパスワードシートに記載されているQRコードもしくはURLから、クロックオン専用「iアプリ」をダウンロードし、クロックオンIDを取得することで、手持ちの「おサイフケータイ」をタイムカードとして活用することができる。本体にはIDパスワードシート(携帯電話10台分)が同梱されているが、追加のIDパスワードシート「CPW10」を別途購入することで、必要な台数の携帯電話を登録することができる。また、社員証としても活用できる「FeliCa」対応の非接触ICカード「クロックオンカード」CF10N(別売)も利用可能。

 同社では、主に社員数が数十人規模の中小事業所やSOHOを対象に同製品を販売していく計画。

キングジム

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