プラネックス、アメリカンメガトレンドを子会社化、IP電話機器市場に狙い

 プラネックスコミュニケーションズ(久保田克昭社長)は、2月22日の臨時取締役会において、5月20日付の株式交換によってアメリカンメガトレンド(丸山宏之社長)を完全子会社化することを決めたと発表した。

 同社は、ルータ製品や無線LAN製品で培ったノウハウを軸に、IP電話機器市場において、機器ベンダーや提携他社との協力によるサービス事業者として主要な地位を目指している。

 アメリカンメガトレンドジャパンは、米American Megatrend Incのもと、コンピュータ用BIOSやRAIDストレージ向けBIOS、関連ソフトウェアを製造。高度なソフトウェアとハードウェアの開発能力を生かし、独自のソフトウェア開発を行っている。携帯電話のユーティリティソフト分野では、対応携帯電話機種の豊富さとOEM供給元として高い成長力を維持。日本独自での事業展開では、米国のロイヤリティ支払いが不要で高い利益率を確保しており、ソフトウェア事業を中心とした事業体制の再構築を行い、ハードウェア事業への参入も視野に入れていた。

 今回の子会社化によって、プラネックスはラインアップを拡大し、アメリカンメガトレンドジャパンは、プラネックスのハードウェア製造能力を生かして事業拡大を図る。また、アメリカンメガトレンドのソフトウェア技術と既存製品群を組み合わせることによって、「IP電話をもっと便利に使う」製品の開発を行っていく方針。

プラネックスコミュニケーションズ

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